Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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現代日本経済史 II 宝利 ひとみ
選択  2単位
【経済】 17-1-1110-4654-06

1. 授業の概要(ねらい)

 経済史は、過去に起こったさまざまな経済現象を研究する分野です。
 過去に起こったこと(歴史)を知っていれば、似た事態が現在や未来に起こった場合に参考にすることができます。
 また、ある現在の状態がなぜそうなっているのかについて、歴史を知らなければ理解できない場合があります。
 現代日本経済史Ⅰ・Ⅱでは、戦時期以降の各時代の重要な経済史的トピックをやや詳しく解説します。
 現代日本経済史Ⅱでは、高度成長期の終わりから金融制度改革と長期不況までを扱います。

2.
授業の到達目標

 現代日本経済史に関する基礎的な知識を身につけ、他者に説明できる。

3.
成績評価の方法および基準

 期末テスト(80%)に加え、授業中に数回、リアクションペーパーの提出(20%)を課します。
5回をこえて授業を欠席した者は期末テストを受けることができません。

4.
教科書・参考書

 教科書:
  中村隆英(1993)『日本経済―その成長と構造〔第3版〕』東京大学出版会
  宮本又郎編(2012)『改訂新版 日本経済史』放送大学教育振興会

5.
準備学修の内容

 【予習】
  指定した教科書の次回の授業範囲を事前に読み、どこがわからないかを確認しておくこと。
 【復習】
  その週のうちにレジュメや授業中にとったメモを読み返しておくこと。

6.
その他履修上の注意事項

自分が何回欠席したかは自分で把握してください。個別の問い合わせには応じません。
学生証忘れ、タッチ忘れ、リアクションペーパーの提出忘れはすべて欠席として扱います。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 国際化のなかの安定成長(1)
 高度成長がもたらしたもの
【第3回】
 国際化のなかの安定成長(2)
 高度成長の終り①「ニクソン・ショック」
【第4回】
 国際化のなかの安定成長(3)
 高度成長の終り②「石油危機」と「狂乱物価」
【第5回】
 国際化のなかの安定成長(4)
 成長体質からの脱皮過程①1970年代の国際環境
【第6回】
 国際化のなかの安定成長(5)
 成長体質からの脱皮過程②「減量経営」
【第7回】
 国際化のなかの安定成長(6)
 成長体質からの脱皮過程③雇用情勢の悪化と生産性向上・省エネルギー
            
【第8回】
 国際化の中の安定成長(7)
 成長体質からの脱皮過程④産業構造の転換
【第9回】
 国際化のなかの安定成長(8)
 第2次石油危機と財政再建
【第10回】
 国際化のなかの安定成長(9)
 自由化と国際化
【第11回】
 国際化のなかの安定成長(10)
 円高以後の新局面
【第12回】
 日本企業の成熟と金融制度改革(1)
 金融制度改革の始まり
【第13回】
 日本企業の成熟と金融制度改革(2)
 バブルの発生と崩壊
【第14回】
 日本企業の成熟と金融制度改革(3)
 金融制度改革の完了
【第15回】
 全体の復習、授業内試験