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授業の概要(ねらい) |
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この授業のテーマは「欧州連合(EU)ー歴史、現在、そして展望」です。欧州連合(EU)は、世界にとって非常に重要な国際組織ですが現在、危機に直面しています。1945年、第二次世界大戦が終わった際、ヨーロッパの大半が破壊されていました。欧州連合(EU)の構築は、戦後ヨーロッパの平和の主な仕組であり、北米自由貿易協定、アセアン、メルコスール等、あらゆる地域の協力機構に対して現在まで、模範として重要な役割を果たしてきました。しかし、リーマンショック、シリア戦争、英国の欧州連合(EU)離脱等によって、欧州連合(EU)は深刻な危機を迎えています。 この授業では、欧州連合(EU)の歴史や従来の動向を考えた上で、今後の課題を分析します。進み方は、講師による話しだけでなく、映像等を用い、様々な方法でヨーロッパの特殊性、長所や短所を考察してみる。また、現在の不安定な世界の中で多くの事件が起こると考えらるため、専門家にゲスト・スピーカーとしてお話しいただくなど、新しい情報に沿って柔軟に授業を進めます。
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授業の到達目標 |
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①欧州連合(EU)の特徴を理解する。 ②ヨーロッパの歴史や現在に関する知識を学び、21世紀の新たな動向を考える。 ③日本をヨーロッパと比較しながら、日本の展望を考察する。
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成績評価の方法および基準 |
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平常点(出席、授業中の貢献度を含む)40%、レポート 60%
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教科書・参考書 |
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テキストは使用しない。 参考文献: 白井さゆり『ユーロ・リスク』(日本経済新聞出版社、2011年). ロベール・フランク『欧州統合史のダイナミズム―フランスとパートナー国』(日本経済評論社、2003年) 庄司 克宏著『欧州連合―統治の論理とゆくえ』(岩波書店、2007年). 遠藤 乾『欧州複合危機ー苦悶するEU、揺れる世界ー』(中央公論新社、2016).
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準備学修の内容 |
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毎週のテーマについて予めの準備学習を参考文献等を読んで行う。ヨーロッパに関するニュースを毎週読む。毎回授業の復習をする。
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その他履修上の注意事項 |
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毎週出席してください。また、秋期に「世界の情勢(ヨーロッパ)II」を履修していただきたいと思います。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 講義の紹介 ヨーロッパとは何か? | 【第2回】 | ヨーロッパを戦争から解放する | 【第3回】 | 欧州連合の創設 | 【第4回】 | 黄金の時代 | 【第5回】 | ベルリンの壁 | 【第6回】 | 強化か拡大か? | 【第7回】 | イギリスの加盟と離脱 | 【第8回】 | 欧州連合の国境とトルコ問題 | 【第9回】 | 欧州連合の安全政策 | 【第10回】 | ユーロの希望 | 【第11回】 | 欧州連合の研究や高等教育 | 【第12回】 | ギリシア問題 | 【第13回】 | 大衆迎合主義(ポピュリズム)の台頭 | 【第14回】 | 21世紀における欧州連合 | 【第15回】 | まとめ |
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