1. |
授業の概要(ねらい) |
|
多摩地域は、東京都の西部に位置し付加価値の高い技術力をもつモノづくり企業が集積しています。大手製造業の工場周辺には研究開発型の中堅・中小製造業、試作や開発を担うモノづくり基盤技術(サポートインダストリー)企業が数多く立地しております。特に電気・電子機械製造業をはじめとする大企業の有力工場及び開発拠点周辺には、それに関連する中小企業群が集積して製品の企画開発力を持つ製品開発型中小企業の高精度、短納期の外注加工に対応できる基盤技術型中小企業が多く集積しています。また、 理工系学部を持つ大学等の教育研究機関に加えて産業支援を行うTAMA産業活性化協議会も存在し、企業の技術支援や海外展開のサポートをしております。 講義では、この多摩地域の産業の現状と発展経緯、産学官連携、TAMA産業活性化協議会の支援などを通して、多摩地域の産業の理解を深めます。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
・多摩地域の産業を知ることで地域経済に与える影響を修得します。 ・TAMA産業活性化協議会の支援などを通して、産学連携のあり方を修得します。 ・産学官連携を学び多摩地域のイノベーションの実態を修得します。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
平常点(20%)2回の課題レポート(40%)の提出と期末試験(40%)で評価いたします。 詳細な評価につきましては、第1回目の授業で説明いたします。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
テキストはプリント配布 【参考書】授業の最初に提示します。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
新聞やインターネット、地域経済研究所レポート(多摩信用金庫)などの地域社会、経済的話題などに関する問題意識を持って読んでいただきたい。また、参考書の中小企業に関する書物など事前に読み準備しておいてください。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
特にありません
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 多摩地域の地勢と産業構造 | 【第2回】 | 多摩地域の工業の変遷 | 【第3回】 | 多摩地域の主要産業の現状と発展の経緯(3社) | 【第4回】 | 多摩地域の研究開発型の中堅・中小企業の実態 | 【第5回】 | 多摩地域における中小企業事例研究 | 【第6回】 | 産学官連携の現状と地域経済に与えた効果 | 【第7回】 | 多摩地域のイノベーションの実態ー事例研究 | 【第8回】 | TAMA産業活性化協議会の事業と役割 | 【第9回】 | 多摩地域の産業立地の現状 | 【第10回】 | 工場跡地の現状と利活用に対する課題 | 【第11回】 | 多摩地域別の工業における雇用の実態(地域バランス) | 【第12回】 | 産業発展と都市構造ー大都市周辺のメリット、デメリット | 【第13回】 | 産業立地政策と多摩地域ー工場等制限法、工業団地造成 | 【第14回】 | 多摩地域企業の国際化、海外進出状況 | 【第15回】 | 全体のまとめと期末試験 |
|