Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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経営分析 II 石毛 宏
選択  2単位
【経営】 17-1-1120-0675-04

1. 授業の概要(ねらい)

 経営分析IIでは、経営分析Iで学んだ経営分析の基礎的なフレームワークを踏まえ、経営管理のための財務分析、キャッシュフロー分析、セグメント情報の活用、原価計算とコスト管理、損益分岐点分析、企業価値評価などを学んでいきます。経営分析が実際の経営活動の中でどのように関わっていくのか、応用手法の基本を学びます。
 企業の強み・弱み、その実力を浮き彫りにし、企業の将来像を明らかにしようとする経営分析は、すべてのビジネスにとって基礎的な道具になります。

2.
授業の到達目標

 (1)経営上のさまざまな問題に、経営分析の手法を活用できる
 (2)企業の将来像に過去と現状を踏まえたコメントができる

3.
成績評価の方法および基準

 授業中の小テストの合計点をもとに評価します(100%)。テストでは、漫然と出席するだけでなく、授業内容をきちんと理解したかを問います。出席率も参考にします。

4.
教科書・参考書

 テーマごとにレジメを配ります。また、参考書は授業中に紹介します。
 参考文献:『経営分析入門(ビジネスゼミナール)』森田 松太郎(著)
      『ビジュアル 経営分析の基本(日経文庫)』佐藤 裕一(著)

5.
準備学修の内容

 (1)関連科目(経営、会計など)の復習をして授業に臨むこと(授業内でも指示します)
 (2)授業内容とレジメの例題を必ず復習すること(準備学習は前回の復習が基本です!)

6.
その他履修上の注意事項

 (1)簿記、会計学(財務会計)、経営学の他、管理会計やファイナンスの基礎を理解していることが望まれます。
 (2)講義をよく聴くと共に、実際にケース(例題)を解いてみることが必要です。
 (3)授業中のディスカッションでの積極的な参加(貢献)も期待しています。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 財務分析から経営管理へ(1)経営管理手法を学ぶ
【第2回】
 財務分析から経営管理へ(2)問題演習を主体に
【第3回】
 経営診断の実際(中小企業診断士による経営分析)
【第4回】
 キャッシュフロー分析とキャッシュフロー経営(1)分析の基礎を学ぶ
【第5回】
 キャッシュフロー分析とキャッシュフロー経営(2)問題演習を主体に
【第6回】
 セグメント情報と事業評価(1)情報の活用と分析手法
【第7回】
 セグメント情報と事業評価(2)問題演習を主体に
【第8回】
 原価計算からコスト管理へ(1)経営での原価計算 +小テスト(1)
【第9回】
 原価計算からコスト管理へ(2)コスト管理の実際
【第10回】
 損益分岐点分析とその活用(1)分析手法と経営への応用
【第11回】
 損益分岐点分析とその活用(2)問題演習を主体に
【第12回】
 企業価値の評価(1)企業価値の理解とその推定手法
【第13回】
 企業価値の評価(2)問題演習を主体に
【第14回】
 経営分析の諸問題(1)企業のリスクと将来性
【第15回】
 経営分析の諸問題(2)まとめ +小テスト(2)