Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
演習 I 谷崎 敦彦
必修  2単位
【経済】 17-1-1120-3242-07

1. 授業の概要(ねらい)

 将来、日本のスポーツ業界を担う人材を育成することを最終目標とする。「スポーツマネジメント」の深淵を系統的に学ぶ。「2020年東京五輪開催」に向けて益々注目が集まる今日の「スポーツビジネス界」。本ゼミではスポーツの現場に起こり得る様々な課題を自分の知識、理論、感性を用いて自分なりの最適解を求めて行く過程を学ぶ。具体的には毎授業にてメディアを通じて報道されたプロスポーツ組織の活動をテーマとして小グループに分けた班毎が「課題」を特定し、①「現状認識」②「課題抽出」③「最適解の提示」を含めたプレゼンを行い、皆で討議を重ねる。所謂「ラーニング スタイル」を適用する。皆で討議を重ね、ある方向性を導き出す醍醐味を体験的に学ぶ。年二回、春期と夏期に合宿を実施する。予め規定された「テーマ」をグループ毎に討議し、皆の前で発表する機会を経てプレゼンテーション技能・コミュニケーション能力の向上を図る。最終的には学内で開催される「合同ゼミ発表会」等にてその研究課題を発表することを目的とする。

2.
授業の到達目標

 講義を受けた受動的な「知識」から模範解答を得るのではなく、自己の過去の経験、推察力、感性などを駆使し、(その時点での)最適解を導き出すこと=「ラーニング」(求心的学習法)の概念を毎授業を通じて理解する。ゼミ員全てが大学内外の「プレゼン」の場で発表を行えるレベルを目指す。何故「スポーツスポンサーシップ」交渉に於いて数的=「費用対効果」は絶対的な要素とならないのか?自分で答えを出す努力をしてください。

3.
成績評価の方法および基準

 出  席:毎回の出席と春(5月初旬)・夏(9月初旬)の合宿参加
 レポート:期中に2回の課題レポート提出
 期末に行う班毎の研究発表・ゼミへの貢献度などを総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 参考文献:『スポーツとは何か』玉木正之
      『スポーツの経済学』小林至

5.
準備学修の内容

 毎回紹介する参考文献の熟読が前提。絶えず文章化することにより自己の理解度を深めること。
 日常の情報の中で「スポーツ理解度」を高める努力をすること。

6.
その他履修上の注意事項

 (1)時間厳守・・5分前行動
 (2)クイックリスポンス
 (3)アイコンタクト+毎回発言

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス、授業の進め方、評価方法、留意点
【第2回】
 日本のスポーツビジネス概論
【第3回】
 班分け並びに研究課題討議
【第4回】
 前期目標発表・討議
【第5回】
 班毎の課題研究(その1)
【第6回】
 班毎の課題研究(その2)
【第7回】
 班毎の課題研究(その3)
【第8回】
 課題レポート提出
【第9回】
 研究発表(その1)
【第10回】
 研究発表(その2)
【第11回】
 研究発表(その3)
【第12回】
 スポーツ有識者からの講演
【第13回】
 夏合宿準備(1)
【第14回】
 夏合宿準備(2)並びに秋期に於ける研究課題抽出
【第15回】
 まとめと試験