Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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会計学原理 II 松本 ゆかり
選択必修  2単位
【経済】 17-1-1120-3408-04

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義は、初めて会計を学ぶ学生を対象にした、財務会計の基礎を学ぶクラスです。会計は、経済主体が営む経済活動を主に貨幣額で測定、記録、伝達する行為です。「事業の言語」とも呼ばれ,経済システムの土台となっています。
 会計学原理Ⅱでは、財務諸表の主要な項目がどのような手続き、考え方で決定されているのかを学びます。本講義は、春学期の会計学原理Ⅰの続きの内容となりますので、必ず会計学原理Ⅰを履修してください。6桁精算表が作成できることを前提とします。第1回で簡単な復習はしますが,不安な人は各自で勉強してください。

2.
授業の到達目標

 ・仕入・生産・販売活動の会計処理を説明・仕訳できること
 ・設備投資と研究開発の会計処理を説明・仕訳できること
 ・資金の管理と運用の会計処理を説明・仕訳できること
 ・作成される財務諸表の特徴を説明できること

3.
成績評価の方法および基準

 期末試験50点,中間試験30点,LMS上で提出する課題20点の合計で成績を決定します,
100点満点で60点以上を取得したものを合格とする。合格者のうち,上位から10%をS,30%ずつA,B,Cをつけます。

4.
教科書・参考書

 新田忠誓他『会計学・簿記入門』(最新版)、白桃書房。

5.
準備学修の内容

 特になし。

6.
その他履修上の注意事項

 LMSで毎回課題を出します。期限は期末試験の日までとします。課題は何度でも提出でき,最高点を正式な点数としますので,復習を兼ねて繰り返し挑戦してください。
 授業で使用したレジュメと進度はLMSにアップロードします。授業に出られなかったときは,各自でLMSを確認してください

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス:授業の進め方や受講上の留意点など
【第2回】
 簿記の一巡―決算整理の意味
【第3回】
 仕入・生産活動の会計
【第4回】
 販売活動の会計①―売上の認識と測定
【第5回】
 販売活動の会計②―売上原価の計算
【第6回】
 販売活動の会計③―売上代金の回収
【第7回】
 販売活動の会計④―棚卸資産の期末評価
【第8回】
 中間試験
【第9回】
 設備投資と研究開発の会計①―減価償却
【第10回】
 設備投資と研究開発の会計②―固定資産の減損
【第11回】
 設備投資と研究開発の会計③―研究開発の会計
【第12回】
 資金の管理と運用①
【第13回】
 資金の管理と運用②
【第14回】
 現在の会計制度と作成される財務諸表の特徴
【第15回】
 授業の総括
 ※変更の可能性があります。