1. |
授業の概要(ねらい) |
|
経営学は主に企業を研究対象とする学問ですが、今日ではさらに広く自治体などを含む組織一般も研究の対象としています。組織を動かす行為を「経営」と言います。従って、経営学は、「経営の仕組み」を学ぶ学問だということができます。授業では、さまざまな観点から「経営の仕組み」を解説します。私たちが暮らす経済社会は企業を中心に動いていますから、「経営の仕組み」を学び、企業という存在を理解することは、広く経済社会の仕組みを学ぶということにつながります。また、みなさんはクラブやアルバイト先など、日常生活で何らかの組織に属しているわけですから、「経営の仕組み」を学ぶことは、自分が組織の中でさまざまに直面する課題を解決するヒントを得ることにもなります。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
企業と経営の仕組みに関するさまざまな基本的な知識を身につけるために、毎回の授業でキーワードを一つ挙げますから、それをまず理解し、身につけてください。また、学んだ事をクラブやアルバイト先など自分が所属する組織に当てはめて、課題解決のための実践的な思考訓練をしてください。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
小テストと本試験です。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
『スタンダード経営学』(藤田誠 中央経済社)がテキストです。 毎回、レジュメを配ります。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
新聞、テレビ、ウエブサイトには、企業組織のニュースが毎日溢れています。授業でも随時、資料として取り扱いますが、自ら意識的に興味を持つようにしてください。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
授業中に質問したり、意見を聞きます。的確な答えをした学生には加点します。ただし、うまく答えられなくてもマイナス点はつけません。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 経営学はどのような学問か、学生が経営学を学ぶ意味は何か | 【第2回】 | 企業の制度的特徴(1)-企業と会社の形態、株式会社の特徴 | 【第3回】 | 企業の制度的特徴(2)-「所有と経営の分離」とコーポレートガバナンス | 【第4回】 | 企業の制度的特徴(3)-多様なステークホルダーとコーポレートガバナンス | 【第5回】 | 企業の制度的特徴(4)-企業の社会的不調和と社会的責任(CSR) | 【第6回】 | 戦略の形成(1)-企業の目的と経営理念 | 【第7回】 | 戦略の形成(2)-経営理念と経営戦略 | 【第8回】 | 戦略の形成(3)-戦略の階層(企業戦略、事業戦略、機能戦略) | 【第9回】 | 戦略の形成(4)-企業戦略における成長ベクトルと多角化 | 【第10回】 | 戦略の形成(5)-企業戦略における事業の定義と顧客ニーズ | 【第11回】 | 戦略の形成(6)-企業戦略におけるポジショニングと組織資源、組織能力 | 【第12回】 | 戦略の形成(7)-事業戦略とマイケル・ポーター | 【第13回】 | 戦略の形成(8)-事業戦略の類型 | 【第14回】 | 戦略の形成(9)-事業戦略とビジネスモデル | 【第15回】 | 戦略の形成(10)-経営戦略における多様な概念 |
|