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授業の概要(ねらい) |
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概要:本講義では地誌学を扱います。地誌学とは対象となる地域を定め、その地域の様々な事柄を学ぶ学問です。本講義では、その地域はどのような地域であり(地域の概要)、どうしてそのような地域になったのか(地域の形成過程)、という観点から、日本の様々な地域を取り上げ、分析していきます。 趣旨:世界ではグローバル化が進展していますが、私たちの社会も、そのグローバル化の波にさらされています。しかし単にグローバルな視点で現象を理解しようとするだけでは不十分です。より深いローカルな知識に基づき、世界を観察する必要があります。特に、これから社会に出ていく際にそうしたローカルな視点も重要なものとなります。 学びの方向性:通常では、地域を多面的に分析するということは、あまり行いません。また、実際の情報の取捨選択にも困難が伴います。しかし、地域には自然的条件や経済的側面、社会的側面など、様々な多様性があります。そこで、本講義では、地域を、より多面的に学んでいきたいと思います。 なお、本講義ではまず地誌を学ぶことの意義などについて概説した後で、日本の各地をピックアップしその地域の地誌について解説します。また、解説する地域やトピックなどについてはアンケートを取るなどして学生の興味や関心にも配慮します。
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授業の到達目標 |
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・日本の様々な地域についての基礎的な知識を習得する。 ・日本の様々な地域を理解するための多様な視点を獲得し、その地域や地域の成立過程を、複数の側面から理解できるようになる。 ・事例の分析を学ぶことを通じて、地域を多様な視点から理解し日本の地域の多様性を学ぶとともに、日本をより相対的、多面的に理解できるようになる。
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成績評価の方法および基準 |
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リアクションペーパー:20% 小レポート:20% 試験:60%
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教科書・参考書 |
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テキストは用いません。 参考書としては、菊地俊夫編『世界地誌シリーズ1 日本』(朝倉書店、2011年)や、帝国書院『新詳 資料地理の研究』(2015年)をお勧めします。また、その他の文献は講義中に適宜指示します。
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準備学修の内容 |
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授業にて次の回の授業に関連したプリントを渡します。それを読み、感想を書いてくることが授業の準備となります。また、授業終了時に復習のための課題を配布します。この課題はLMSを通じたものになることもあります。
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その他履修上の注意事項 |
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地誌学概論Ⅰと両方履修すると世界と日本の地誌が学べるため、両方履修することが望ましいです。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション ―日本の地誌を学ぶ意義― | 【第2回】 | 北海道の地誌 | 【第3回】 | 東北地方の地誌(1) ―東北地方の自然・農業― | 【第4回】 | 東北地方の地誌(2) ―東北地方の都市・産業― | 【第5回】 | 関東地方の地誌(1) ―関東地方の自然・農業― | 【第6回】 | 関東地方の地誌(2) ―関東地方の都市・産業― | 【第7回】 | 東京大都市圏の地誌 | 【第8回】 | 中部地方の地誌(1) ―名古屋都市圏を中心に― | 【第9回】 | 中部地方の地誌(2) ―中央高地・北陸― | 【第10回】 | 近畿地方の地誌(1) ―都市的な地域― | 【第11回】 | 近畿地方の地誌(2) ―非都市的な地域― | 【第12回】 | 中国地方の地誌 | 【第13回】 | 四国地方の地誌 | 【第14回】 | 九州地方の地誌 | 【第15回】 | 沖縄と島嶼部/授業のまとめ |
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