Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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e-ビジネス論 I 佐藤 正史
選択必修  2単位
【観光経営】 17-1-1130-3069-01

1. 授業の概要(ねらい)

 “e-ビジネス”とは、企業ビジネスのあらゆる活動にIT(情報技術)を導入し、経営効率を向上させることである。
 観光産業においても今やIT(情報技術)の活用は不可欠である。特にこの産業の一翼を担う鉄道、航空、旅行の大手企業においては、コンピュータ・システムの黎明期から、国内他業種企業に先んじ最先端のオンライン・システムを開発・運用してきており、これらのシステムはそれぞれの企業のコアビジネスを支える生命線となっている。
 また、インターネットのe-コマース(電子商取引)を牽引したのも、米国における旅行(航空とホテル)予約であり、国内のインターネットビジネスでも旅行関連サイトへのアクセスは衰えを見せないばかりか、新たなビジネス・モデルも登場している。
 本授業では、旅行関連産業を中心に、過去から現在までのIT活用とインターネット・ビジネスの状況について紹介する。

2.
授業の到達目標

 我が国の企業情報システムにおいて先駆的な役割を果たしてきた日本の旅行関連産業システムの歴史を知ることにより、企業経営におけるIT(情報技術)の重要性を理解する。
 また、インターネットe-コマース誕生後のe-ビジネスの現状理解を通し、e-ビジネスが企業経営に及ぼすインパクトについて理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 レポートで評価します。

4.
教科書・参考書

 特に指定しません。

5.
準備学修の内容

 ・インターネットの観光関連サイトにはどのような種類(タイプ)があるのかを調べ、その「使い勝手、情報内容などにつき評価」を行ってみる。
 ・インターネットの観光関連予約サイトのコンテンツから、予約や情報提供を行っている「情報システムの仕組み」について仮説を構築してみる。

6.
その他履修上の注意事項

 授業における積極的な参加(質問、意見、発表)を期待します。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 観光関連産業とIT活用の歴史(1)
 -コンピュータの発明と観光関連企業-
【第3回】
 観光関連産業とIT活用の歴史(2)
 -航空業界におけるIT活用とビジネスモデル、システム戦略の変遷
【第4回】
 旅行業とIT(1)
 -IT活用の歴史-
【第5回】
 旅行業とIT(2)
 -主要システム概要-
【第6回】
 旅行業とIT(3)
 -IT課題-
【第7回】
 インターネットとe-ビジネス
【第8回】
 インターネットe-Commerce BtoCモデル
【第9回】
 インターネットe-Commerce BtoBモデル
【第10回】
 日本と欧米における観光性旅行市場とe-Commerceの特色
【第11回】
 日本における旅行e-ビジネスの現状
【第12回】
 欧米における旅行e-ビジネスの現状
【第13回】
 グローバル化と旅行e-ビジネス
【第14回】
 e-ビジネス最新動向&レポート課題
【第15回】
 まとめ