Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
観光学実習(エコツーリズム) I 有馬 貴之
選択  2単位
【観光経営】 17-1-1130-3751-05

1. 授業の概要(ねらい)

 本実習は観光学を「より身近に」「より幅広く」「より主体的に」学ぶことを学ぶためのものです。本実習では現場に出ることを率先して行います。そのため、現場にて様々な問題発見とその解決法が体感できる講義となります。
 本実習は【日の出町】にて実習を行う予定です。日の出町にはその町の自然や文化、歴史を活かした観光施設が複数あります。実習では日の出町の自然ツーリズムやアウトドア(具体的には温泉やハイキング、フィッシング等)を実際に体験しながら、現地職員から学びます。そして、最終的に現地の方々の前で提案(発表)を行うことを目指します。したがって、本実習は課題解決型として行いますので、学生は主体的に取り組む必要があります。事前知識に加え、現場でしか学べない情報や知識を得て、最終的には自らの解決案を提示、説明できることを目指します。

2.
授業の到達目標

 本実習の到達目標は主に以下の6点です。
  ① 観光学の裾野の広がり(関連する学問領域との関連)を理解する。
  ② グループ討議を通じたコミュニケーション能力を養う。
  ③ 現場における作法等の社会人基礎力を養う。
  ④ テーマに即した総括や取りまとめを行う能力を身につける。
  ⑤ 現場における課題を発見する力を養う。
  ⑥ 現場において課題を解決する力を養う。

3.
成績評価の方法および基準

 出席は必須です。特に本実習は学外実習を中心とする実習であることから、学外実習(計2回)を2回欠席すると単位は与えられません。成績は以下の配分で評価します。
 ・ 授業内への取り組み度合 30%
 ・ 発表(計3回)の内容 35%
 ・ 最終レポートの内容 35%

4.
教科書・参考書

 テキストは特に指定しません。適宜、資料を配布します。
 参考書としては以下のものが参考になるでしょう。
  日経ビッグデータ編 2016.『RESASの教科書 リーサス・ガイドブック』日経BP社.

5.
準備学修の内容

 本実習は主に学外実習を中心としています。したがって、学内とは異なり、個々のより強い責任とマナーが求められます。なお、それぞれの地域についての知識などを事前に勉強しておくと良いでしょう。

6.
その他履修上の注意事項

 学外実習、学内でのグループワークなど、出席は必須です。また、本実習は現場での実習を伴うため、少人数制での開講とし、受講者の上限を「18名」とします。参加希望が多い場合は「志望理由書の評価」等により決定します。そのため、原則、第1回目の講義に出席しなければ、履修ができなくなります。学外実習の訪問先や訪問日時、集合場所なども第1回目の講義内で案内します。なお、現場実習における交通費等の費用は学生個人の負担とするので留意してください。
 本実習は実習形式の授業です。そのため、教員からの講義を受講するというよりも、学生自らが主体的に調べ、楽しむことが求められます。また、パソコンを使用することも多くなる予定です。自らのノートパソコンを持参しても構いません。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション・受講者選別
【第2回】
 日の出町(自然・歴史・文化等)の調査
【第3回】
 日の出町(観光)の調査
【第4回】
 日の出町(RESAS、統計データ)の調査1
【第5回】
 日の出町(RESAS、統計データ)の調査2
【第6回】
 【学外実習:日の出町の自然資源(自然ツーリズム・アウトドア)を体験する】
【第7回】
 日の出町の観光(自然・歴史・文化等)のまとめ
【第8回】
 【日の出町の観光状況発表会】(学内)
【第9回】
 日の出町に対する提案フレームの議論
【第10回】
 自然ツーリズム(アウトドア)の流行調査1
【第11回】
 自然ツーリズム(アウトドア)の自主研究
【第12回】
 自然ツーリズム(アウトドア)の流行調査2
【第13回】
 【日の出町の新しい観光提案発表会】(学内)
【第14回】
 【学外実習:日の出町に新しい観光を提案する】
【第15回】
 まとめ最終レポート作成
 ※ 実習の進み具合により、内容が変更されることがあります。
 ※ 必要とされる場合、外部講師(ゲストスピーカー)を招聘することがあります。