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授業の概要(ねらい) |
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多くの地域で、観光資源の発掘に尽力している様子がメディア等でも取り上げられています。しかし、実際に観光資源を発掘するとなると、その資源のことをしっかりと知らなければなりません。加えて、それらをどのように売るのかも考える必要があります。 本講義では観光施設として著名な「東京ディズニーリゾート」を中心の題材としつつ、様々な観光資源に着目し、その性質を学び、観光資源の活用の仕方や、見せ方などを考えていきます。また、現地実習やゲストスピーカーの講演などを通した体験的な学びも進めていきます。最終的には春期の観光資源論Ⅰで学んだ知識も踏まえながら、学生自らのセンスを活かした観光資源の活用を提案できることを目標とします。
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2. |
授業の到達目標 |
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本講義の到達目標は主に以下の2点です。 ・様々な観光資源について理解し、説明できる。 ・観光資源や地域資源の活用方法を提案できる。
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成績評価の方法および基準 |
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成績は以下の5つで評価します。 ・授業内レポート(作業シート)の内容 35% ・現地実習ヘの参加とレポートの内容 15% ・ゲストスピーカーによる講義への参加と取り組み度合 15% ・最終レポートの内容 35%
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教科書・参考書 |
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テキストは特に指定しません。参考書等については第1回目の講義内で案内をします。
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準備学修の内容 |
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本講義ではディズニーリゾートの話が中心となりますが、講義で取り扱った内容を基に、実際にさまざまな観光地や観光施設に訪れ、ディズニーリゾートとは異なる点などを考えてみることをお勧めします。そのため、普段から身の回りのものや空間を考えながら見るようにすると良いでしょう。
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その他履修上の注意事項 |
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本講義では現地実習(土曜もしくは日曜)を行う予定ですので、参加して下さい。現地実習には最大5,000円程度の費用がかかります。この点を考慮してください。 また、講義の後半にはゲスト講師をお招きします。その回にも出席が求められます。 本授業は現地実習や演習形式で進めることがあるため、履修希望者が多数の場合には、履修制限(受講者の選定)を行うことがあります。そのため、必ず第1回目の授業に参加してください。 本講義では試験的に英語のレジュメ等を使用する回があります。英語には普段から慣れておくことを強くお勧めします。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 観光資源を活用する人材− ウォルト・ディズニーにみる観光資源の活用と人材 | 【第3回】 | 観光資源の維持と運営− ディズニーリゾートの経営と経済 | 【第4回】 | 観光資源が作る社会と文化− ディズニーリゾートの社会学と文化論 | 【第5回】 | 観光資源を支えるコンテンツ−ディズニーアニメとリゾート | 【第6回】 | 観光資源のストーリー− アトラクションにみるバックグラウンドストーリー | 【第7回】 | 観光資源という空間と配置− ディズニーリゾートにみる空間配置 | 【第8回】 | 観光資源と環境− ディズニーリゾートにみる環境 | 【第9回】 | 観光資源を活かすサービス− ディズニーリゾートのおもてなし | 【第10回】 | 観光資源と広報− ディズニーリゾートにみる広報戦略 | 【第11回】 | 現地実習にかかる事前演習− 課題の設定 | 【第12回】 | 【現地実習】 | 【第13回】 | 【観光資源の活かし方1(ゲストスピーカー)】 | 【第14回】 | 【観光資源の活かし方2(ゲストスピーカー)】 | 【第15回】 | まとめと最終レポート作業 ※ 講義の受講者数や進行状況によって、計画が変更されることがあります。 |
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