1. |
授業の概要(ねらい) |
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本講義では、社会科学の視点から観光をとらえ、観光が社会にもたらす影響、社会が観光のあり方に及ぼす影響について考察する。 なお、適宜関連する産業組織学や行動科学などの知見も取り入れながら、幅広い視点から観光を理解していく。 春学期は、観光を構成する「ひと」、具体的には観光者とその観光者をもてなる人をテーマとする。 秋学期は、さまざな新しいツーリズムの形態を紹介するとともに、観光の社会的役割について考える。 なお、ゲストスピーカーを招聘する場合もある。
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2. |
授業の到達目標 |
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新しいツーリズムの形態の特徴と実践例を説明できる。 観光を社会科学の視点から幅広くとらえ、問題意識を身につけることをねらいとする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点 20%(授業内の小レポート、受講態度) レポート 20%(中間レポート10%、総合レポート10%) 試験 60%(講義内の中間試験 30%、総合試験 30%)
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4. |
教科書・参考書 |
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【参考書】 安村克己・堀野正人・遠藤英樹・寺岡伸悟編著『よくわかる観光社会学』(ミネルヴァ書房、2011)
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5. |
準備学修の内容 |
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授業後には、授業内容や授業中に指示された事項について復習し、中間レポートと総合レポートを作成する。 授業で学修したことを普段から気に留め、注意深く観察し、自らの学びに役立てること。 具体的には、 ①様々な観光地における取り組み事例についての情報を収集する ②新聞やニュース等で報道される観光にまつわる市場動向や社会情勢に目を向ける など。 授業を欠席した場合は必ず配布資料(LMSにアップロード予定)の内容を確認するとともに不明な点は教員に質問すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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「観光社会学Ⅰ」及び「観光社会学Ⅱ」はそれぞれ独立した単位ではあるが、できる限りⅠ及びⅡを通年で履修することを薦める。 新聞やニュース等から、積極的に観光や現代社会のトレンドについての情報を収集し、常に学びの下地を作るよう心掛けてほしい。 講義中の私語及び雑談は厳禁。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 現代の観光 | 【第3回】 | ヘルスツーリズムとは | 【第4回】 | ヘルスツーリズムの実践例 | 【第5回】 | グリーンツーリズムとは | 【第6回】 | グリーンツーリズムの実践例 | 【第7回】 | 中間試験と復習 | 【第8回】 | フードツーリズムとは | 【第9回】 | フードツーリズムの実践例 | 【第10回】 | コンテンツツーリズム | 【第11回】 | 祭と観光 | 【第12回】 | 宗教と観光 | 【第13回】 | エコツーリズムとは | 【第14回】 | エコツーリズムの実践例 | 【第15回】 | 総合試験とまとめ |
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