Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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入門観光学実習 IV 長谷川 保宏
選択  2単位
【観光経営】 17-1-1130-4415-08

1. 授業の概要(ねらい)

 本実習は観光学を「より身近に」「より幅広く」「より主体的に」学ぶためのものである。本実習では現場に出ることを率先して行う。そのため、現場にて様々な問題発見とその解決法が体感できる講義である。
 本実習は、期中にフィールドワークを2回実施する。フィールドワークでは、海外旅行を軸とした旅行業の現場を訪問し、ツアープランニングにあたり必要な情報や知識を修得するとともに、専門家をゲストスピーカーとして招聘し、プロの立場からのアドバイスを受ける。

2.
授業の到達目標

 本実習の到達目標は主に以下の6点である。
  ① 観光学の裾野の広がり(他の学問領域との関連)を理解する。
  ② グループ討議を通じたコミュニケーション能力を養う。
  ③ 現場における作法等の社会人基礎力を養う。
  ④ テーマに即した総括や取りまとめを行う能力を身につける。
  ⑤ 現場における課題を発見する力を養う。
  ⑥ 現場において課題を解決する力を養う。

3.
成績評価の方法および基準

 出席は必須である。特に本実習は学外実習を中心とするものであることから、学外実習(計2回)を2回欠席すると単位は与えられない。成績は「発表プレゼンテーション(70%)」「レポート提出(20%)」、「授業内での取り組み度合い(10%)」によって評価する。出席状況が悪い場合は減点とする。

4.
教科書・参考書

 テキストは特に指定しない。適宜、資料を配布する。

5.
準備学修の内容

 本実習は主に学外実習を中心としている。したがって、学内とは異なり、個々のより強い責任とマナーが求められる。なお、観光ルート、観光スポットについての知識などを事前に勉強しておくと良い。

6.
その他履修上の注意事項

 学外実習、学内でのグループワークなど、出席は必須である。なお、本実習は少人数制(約15名)での開講とする。受講希望者が多数の場合には、初回の講義内で志望理由書により受講者の選別を行う。また、学外実習の訪問先や訪問日時、集合場所なども初回の講義内で案内する。そのため、原則、第1回の講義に出席しなければ、履修できなくなるので留意すること。
 また、フィールドワーク(都心)においては、現地までの交通費は学生個人の負担とする。
選考基準の優先順位は以下のように考えている。
1.月曜日の4限、5限に授業を入れていない者(2回の学外授業のため)
2.海外旅行経験者
3.(病気以外で)一度も休まず出席できる者
4.春学期にこの授業を履修していない者を優先するが、春学期履修者も志望は可能

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション、受講者の選別、旅行業界の現状理解
【第2回】
 旅行業法と約款
【第3回】
 海外旅行手配の流れ(旅券の残存、査証、予防接種、出入国手続き=CIQ)
【第4回】
 ツアープランニング(方面別班分け、旅程作成のための基礎知識)
【第5回】
 ツアープランニング(目的地の情報収集=観光スポット、時差、祝祭日、ホテル等)
【第6回】
 フィールドワーク分
【第7回】
 海外旅行募集型企画旅行商品造成のまとめ
【第8回】
 デスティネーション別海外モデルコースプレゼン&討議
【第9回】
 受注型企画旅行の営業・手配の流れ
【第10回】
 フィールドワーク分
【第11回】
 受注型企画旅行の営業・手配のまとめ
【第12回】
 企画提案ツアープレゼン&討議(1)
【第13回】
 企画提案ツアープレゼン&討議(2)
【第14回】
 ツアーコンダクターの業務、トラブル対応と危機管理、諸外国免税制度(外部講師予定)
【第15回】
 まとめ