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授業の概要(ねらい) |
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本ゼミは実社会に出ると先ず新入社員に求められる5つのスキル、①積極的行動力、②正しい礼儀作法、③コミュニーケーション力、④ホウレンソウやスピーディな動作、⑤自ら考え発言実行する自主性を多少でも身につけるように、鉄道・バスなど陸上交通に関心がある学生(観光、企業経営に関心があれば交通に限らず)をゼミ生として、研究テーマをグループまたは個人に分かれて調査研究し、発表、論文を書き上げて「報告書」を作成します。その作成過程でグループディスカッションを行い、他人の意見を聞き、研究テーマについて、さらに新たな気づきを得て、もう一工夫して、それを論文に展開する作業をします。このように自ら考え他人の意見を活かして、作られた論文をきちんと説明できることは就活ではまちがいなく役立ちます。本ゼミの中で問題解決法、QC七つ道具、ガントチャート他を使用する機会を設け、卒業後に遭遇する課題解決・突破しなければならない案件のブレークスルー・生き残るためのイノベーションに結びつけてもらいたい。また春期中に1回は企業視察訪問を予定しています。「好きなこと」「興味のあること」であれば、困難な時にあきらめず、逃げずに、続けられると思っています。しかし、そうでない時も使命感・責任感が必要です。私は研究には絶えず新しいことに挑戦する意欲、苦労を楽しみながら創造的な思考を鍛える演習を目指します。
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授業の到達目標 |
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①自らの興味・関心を明らかにした上で、自主的に研究テーマを設定し、取り組み、対象分野・範囲を絞り込み、研究方法を考え、(ガントチャートを使用した)研究計画スケジュールを立てることできる。 ②研究計画書が要求する文献調査・現場調査等を学修して、問題に対する解決手法を修得する。 ③グループでの協働ができ、半年間の研究活動をまとめて発表ができる。
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成績評価の方法および基準 |
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評価はレポートが60%、発表20%、質疑応答への参加、主体的なゼミ運営への貢献が20%の配分によって総合的に評価する。
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教科書・参考書 |
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テキストは使用しない。各テーマに合った文献紹介や資料を配布する。 参考文献として ①川喜田二郎 著『発想法』中公新書 ②斉藤孝 著『質問力』ちくま文庫 ③澤田昭夫 著『論文の書き方』講談社学術文庫 ④高嶌幸広 著『説明上手になる本』PHP文庫
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準備学修の内容 |
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研究テーマに対して受けた意見・アドバイスに対して、積極的に対応してほしい。 就職活動に備えて時事問題・観光ニュースに興味をもって、自分の見解を言えるようにしてほしい。
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その他履修上の注意事項 |
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演習系科目のため出席は必須である。ゼミは、自らの研究・調査・まとめを通じて「楽しく学びながら成長する」ために存在するので、積極的に取り組むこと。研究テーマを基にグループ討議し、「考え行動する→自分の言葉で表現する」を繰り返すことによって、就職活動や社会に出て役立つプレゼンテーションの練習になる。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション、自己紹介 | 【第2回】 | 教官から鉄道・安全・経営・内部監査・技術の関心事・研究対象について | 【第3回】 | 演習参加者による興味対象テーマの発表(1) | 【第4回】 | 演習参加者による興味対象テーマの発表(2) | 【第5回】 | グループ分け、研究テーマ作り | 【第6回】 | 研究計画立案(1) | 【第7回】 | 研究計画立案(2)・情報収集(1) | 【第8回】 | 情報収集(2)・研究計画発表(1) | 【第9回】 | 情報収集(3)・研究計画発表(2) | 【第10回】 | 仮説・目標・研究方法発表とグループ討論・アドバイス(1) | 【第11回】 | 仮説・目標・研究方法発表とグループ討論・アドバイス(2) | 【第12回】 | 仮説・目標・研究方法発表とグループ討論・アドバイス(3) | 【第13回】 | 仮説・目標・研究方法発表とグループ討論・アドバイス(4) | 【第14回】 | 研究課題の最終発表(プレゼンテーション)とグループ討議(1) | 【第15回】 | 研究課題の最終発表(プレゼンテーション)とグループ討議(2) 夏期休業中のグループ役割分担 ※授業の計画はあくまでも当初の予定であり、選定テーマ・進捗状況によっては変更されることがある。 |
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