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授業の概要(ねらい) |
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鉄道事業者の観光に向けた取り込みを検討し、現状と今後の課題について研究します。また海外のTGVなど高速鉄道などについても紹介します。本講義では後半から実際に地方の赤字会社再生策を考えます。レポートテーマは自分の出身地道県の地方鉄道・バス会社の赤字を減らす増収策(観光振興など)を提言する。東京都・大阪府出身の人は東北など地方の赤字会社を選んでください。演習が主となります。受講学生の上限を48名と制限し、受講生が越えている場合は、前期の授業参加態度、意欲、成績、プレテストから可否を総合的に判断する。
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2. |
授業の到達目標 |
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①鉄道事業者の事例を検討し、観光という視点から逆境にある地方鉄道の再生・活性化策を提案できる。 ②学生が20年後、赤字鉄道会社の社長・鉄道本部長・観光部長になったと仮想して、地元の現状の深刻さ、人口減少の影響を真摯な態度で受け止め、若さで夢のあるレポートが作成できる。
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成績評価の方法および基準 |
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プレテスト(10%)、中間レポート(20%)、期末レポート(40%)、発表(20%)、授業参加態度(10%)の配分によって総合的に評価する。
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教科書・参考書 |
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テキストはなし 適宜資料を配布する 参考文献として 佐藤信之著『鉄道会社の経営』中公新書 新 将命著『経営の教科書』ダイヤモンド社 齋藤嘉則著『問題解決プロフェッショナル』ダイヤモンド社 櫻井寛編著『世界鉄道の旅』小学館 地方鉄道の活性化に向けて http://www.mlit.go.jp/common/000048885.pdf
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準備学修の内容 |
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観光交通論Ⅱの復習をその都度、また期末レポートは要求字数が多いので、事前の情報収集とレポートの各章ごとの執筆を早めに取り組むこと。後半レポートに備えて企業再生に成功した事例から経営理念、夢を語るところ、先見性、真の原因発見と解決策、協力者たちを調べておくこと。授業に備えて、問題解決法(KJ法)を予習しておくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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観光交通論ⅠとⅡを連続して履修が望ましい。春期の産業・企業研究Ⅰ(問題解決法)の履修が役立つのでこちらも履修を勧めます。東日本大震災後の地元、出身地域のニュースは興味を持って、注目一読し、積極的な態度で講義に参加してほしい。なお欠席が5回を超えた学生は成績評価の対象外です。期末レポート・発表は授業外にテーマ決定、調査、分析、対策、発表準備にかなり時間をかけないと出来ません。地域毎に集まりグループ討議を実施、対策案を検討します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション、本講義の全体像、 次回プレテスト(問題解決法)の試験範囲などの説明 | 【第2回】 | 交通の歴史と将来(観光交通論Ⅰの振り返り)、プレテスト(岡﨑:産業企業研究Ⅰ単位取得者免除) | 【第3回】 | 鉄道事業者の観光取り組み1(東武鉄道) | 【第4回】 | 鉄道事業者の観光取り組み2(南海電鉄) | 【第5回】 | 鉄道事業者の観光取り組み3(JR九州) 海外高速鉄道(フランスTGV編) | 【第6回】 | 中小鉄道の取組み事例(1)津軽鉄道 海外高速鉄道(ドイツICE編) | 【第7回】 | 中間のまとめ(中間レポート提出) 海外高速鉄道(英国ユーロスター編) | 【第8回】 | レポートテーマの選定・調査 海外高速鉄道(ドイツICE編) | 【第9回】 | テーマ会社の概要・収支状況調査 海外高速鉄道(スウェーデンX2000他編) | 【第10回】 | 情報整理・赤字会社の問題点は何か | 【第11回】 | 赤字会社の目標設定・分析 海外高速鉄道(アジアKTX他編) | 【第12回】 | 赤字会社の分析結果・手順・再生策 | 【第13回】 | 再生策の評価(予想)・発表準備 | 【第14回】 | 発表(1) | 【第15回】 | 全体まとめ 発表(2) (期末レポート提出) ※授業の計画はあくまでも当初の予定であり、講師の都合・授業進捗によっては変更されることがある。 |
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