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授業の概要(ねらい) |
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本実習は観光学を「より身近に」「より幅広く」「より主体的に」学ぶことを学ぶためのものである。本実習では現場に出ることを率先して行う。そのため、現場にて様々な問題発見とその解決法が体感できる講義である。 本実習は、多摩地域の展示・体験施施設(鉄道会社運営施設・埋蔵文化財調査研究施設)にて実習を行う予定である。多摩丘陵の開発に大きく関与した鉄道の紹介施設及び開発地にあった遺跡の調査研究施設、それぞれが実施している展示や体験の状況を見学することを通じ、昭和の高度成長期に大きく変貌した地域における観光関連施設のあり方及び活用方策を考える。 実習では、両施設の取組み等について、職員から説明を受け、教育旅行やカルチュラル・ツーリズムへの具体的な活用を考え、提案することを目指していく。なお、現場でしか学べない情報や知識を得ること目的として、現地では専門家をゲストスピーカーとして招聘する予定である。
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2. |
授業の到達目標 |
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本実習の到達目標は主に以下の6点である。 ①観光学の裾野の広がり(関連する学問領域との関連)を理解する。 ②グループ討議を通じたコミュニケーション能力を養う。 ③現場における作法等の社会人基礎力を養う。 ④テーマに即した総括や取りまとめを行う能力を身につける。 ⑤現場における課題を発見する力を養う。 ⑥現場において課題を解決する力を養う。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席は必須である。特に本実習は学外実習を中心とする実習であることから、学外実習(計2回)を2回欠席すると単位は与えられない。成績は発表が20%、レポートの提出が40%、授業内での取り組み度合が40%の配分によって評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキストは特に指定しない。適宜、資料を配布する。
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5. |
準備学修の内容 |
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本実習は主に学外実習を中心としている。したがって、学内とは異なり、個々のより強い責任とマナーが求められる。なお、それぞれの地域についての知識などを事前に勉強しておくと良い。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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学外実習、学内でのグループワークなど、出席は必須である。また、本実習は現場での実習を伴うため、少人数制での開講とし、受講者の上限を20名とする。初回講義で参加希望が多い場合は、抽選により決定する。 学外実習の訪問先や訪問日時、集合場所なども初回の講義内で案内する。そのため、原則、第1回の講義に出席しなければ、履修ができなくなる。また、現場実習における交通費・入館料等の費用は学生個人の負担とするので留意すること。 なお、受講者の内容理解度などにより、授業の進捗具合は変更の可能性がある。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション・受講者選別 | 【第2回】 | 多摩及び周辺地域(歴史・文化等)の解説・講義 | 【第3回】 | 多摩及び周辺地域(歴史・文化等)の研究 | 【第4回】 | 多摩及び周辺地域(歴史・文化等)の研究 | 【第5回】 | 学外実習1-多摩及び周辺地域の歴史と文化を感じる | 【第6回】 | 多摩及び周辺地域(歴史・文化等)のまとめ1 | 【第7回】 | 多摩及び周辺地域(歴史・文化等)のまとめ2 | 【第8回】 | 多摩及び周辺地域の観光状況の解説・講義 | 【第9回】 | 地域資源と教育旅行・カルチュラル・ツーリズムの研究1 | 【第10回】 | 自主研究 | 【第11回】 | 地域資源と教育旅行・カルチュラル・ツーリズムの研究 | 【第12回】 | 学外実習2-多摩及び周辺地域の新しい観光を考察する | 【第13回】 | 地域資源と教育旅行・カルチュラル・ツーリズムのまとめ1 | 【第14回】 | 地域資源と教育旅行・カルチュラル・ツーリズムのまとめ2 | 【第15回】 | 総括講義・発表等 |
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