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授業の概要(ねらい) |
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近年、国内のみならず訪日外国人観光客にとって、日本の歴史文化に関わるあらゆる資源は、重要な観光要素となっていることは言うまでもありません。そして、さまざまな博物館・資料館等が、観光に関するガイダンス施設、情報収集及び発信施設、体験施設等として、注目され、実際に活用されています。しかし、博物館・資料館等には資料を収集し、保管・管理し、研究するという本来の目的があります。現実には、人員及び人材の不足が主な原因となって、観光に対して十分に対応するに至っていない施設が大半です。 本講義では、博物館・資料館等の文化関連施設について、上記の現状を踏まえ、実際に現地を見学し、グループワークを通じて観光面での役割を考察します。最終的には春期の観光情報学Ⅰで学んだ知識も用いて、観光情報の収集・発信施設として博物館・資料館の役割と活動について、新たな提案ができることを目指します。
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2. |
授業の到達目標 |
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本講義の到達目標は主に以下の点です。 ・観光情報を収集・発信する施設としての博物館・資料館を理解し、説明できる。 ・博物館・資料館等の本来の役割について理解し、説明できる。 ・地域の歴史文化資源の観光活用について理解し、説明できる。 ・博物館・資料館等について、観光への活用方策を提案・説明できる。
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成績評価の方法および基準 |
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成績は以下の4つによって評価します。 ・中間テスト 30% ・グループワーク及び現地実習への参加と発表 30% ・期末テスト 30% ・講義内におけるリアクションペーパー(感想シート)内容 10%
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教科書・参考書 |
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テキストは特に指定しませんが、講義内容に興味を持った場合、以下の書物が参考になるでしょう。 参考文献 小林 克 2009.『新博物館学―これからの博物館経営』同成社 佐々木正峰 2009.『博物館これから』雄山閣 全国大学博物館学講座協議会西日本部会編 2012.『新時代の博物館学』芙蓉書房出版 中村浩・青木 豊 2016.『観光資源としての博物館』芙蓉書房出版
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準備学修の内容 |
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本講義では博物館や資料館等の施設を扱いますので、講義で取り扱った場所を中心として、実際に訪れてみることをお勧めします。また、ガイドブックや旅行番組なども普段から見るようにすると良いでしょう。
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その他履修上の注意事項 |
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本講義では現地実習(土曜もしくは日曜)を1回行う予定です。現地実習には最大2,000円程度の費用(交通費及び入館料)がかかります。この点を考慮してください。 本講義は博物館等の施設で業務を遂行する際にも参考になるように配慮しています。ただし、学芸員資格取得のための講義ではありませんので注意して下さい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 観光地における博物館活動と情報発信① | 【第3回】 | 観光地における博物館活動と情報発信② | 【第4回】 | 訪日外国人観光客と博物館・資料館 | 【第5回】 | 地域情報発信の実例(観光協会等)① | 【第6回】 | 地域情報発信の実例(商工会議所等)② | 【第7回】 | まとめと【中間テスト】 | 【第8回】 | 集客交流型地域づくりと博物館・資料館① | 【第9回】 | 集客交流型地域づくりと博物館・資料館② | 【第10回】 | これまでのまとめと現地実習への準備 ※グループワーク | 【第11回】 | 現地実習(振替) | 【第12回】 | 現地実習(振替) | 【第13回】 | 現地実習のまとめ ※グループワーク | 【第14回】 | 現地実習の発表 | 【第15回】 | まとめと【期末テスト】 ※講義の受講者数や進行状況によって、計画が変更されることがあります。 また、必要に応じゲストスピーカーを招聘する場合があります。 |
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