【第1回】 |
使用するテキスト「最新フィットネス基礎理論」(小澤治夫・西端泉著 日本フィットネス協会)・「社会保障イノベーション」(中江章浩著 信山社)に従って、次の順序で毎回の授業を行いますが、教科書の記述を単になぞるような授業をするのではなく、過去問研究を中心とする対話方式の授業を心がけます。 項目 日本人の健康問題 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) フィットネスとは何か、疾病傾向変化の原因、寝たきり問題の解決法、アクティブ80ヘルスプランの限界、一病息災の哲学、 |
【第2回】 |
項目 健康日本21 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 9領域設定の考え方、健康増進法の具体的内容、中間評価報告書の問題点、食事バランスガイドの活用法、医療費の動向、健康づくり施策における社会環境の重要性、身体活動・運動とソーシャルキャピタルの関係、 |
【第3回】 |
項目 健康づくりのための運動基準・運動指針 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) METsの意味と背景、メタボリックシンドローム診断基準の内容、日米基準値の差の意味、トレーニング方法の科学的分析、なでしこジャパン成功の秘密、NBA選手の練習方法、生活に運動を取り入れる方法、健康づくりのための身体活動基準2013 とアクティブガイド、 |
【第4回】 |
項目 特定健診・特定保健指導 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 特定健診登場の霞が関的意味、情報提供・動機付け支援・積極的支援区分の意味、メタボリックシンドローム予備群の位置づけ、保健指導におけるハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチの差、健康・体力づくり事業財団の裏話、 |
【第5回】 |
項目 運動と健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 肥満度と死亡率の関係、運動の癌予防効果の実態、健康運動プログラム導入の効果、百歳老人のライフスタイル、情報社会における運動の意味、iPS再生医療から考える運動、クーパー博士のエアロビクス、クーパー博士登場の社会的背景、ジェーンフォンダ「スタジオワークアウト」の意義、12分間走の意義、 |
【第6回】 |
項目 医療保険と健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 運動生理学から考える医療費問題、治療費用負担方法の考え方、高齢化に伴う健康需要の変化、健康政策と国民医療費、ターミナルケアと健康、医療保険と医療供給の官民区分による4類型、 |
【第7回】 |
項目 労働保険と健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 運動障害から考える労災問題、職場環境と企業業績、部位別障害と障害年金、月経異常と女性労働、心肺蘇生法と消防庁 |
【第8回】 |
項目 介護保険と健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 機能解剖学から考える介護問題、ストレッチと介護予防、運動処方とQOL、骨そしょう症と骨の構造、痴呆症と神経系の仕組、介護予防マニュアル、口腔機能向上、認知機能低下・予防支援、うつ予防・支援,閉じこもり予防・支援マニュアル、 |
【第9回】 |
項目 病院・診療所と健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 病床数と地域医療計画、医師数問題と東日本大震災、ピラミッド構造と疾病構造の変化、社会保障イノベーションと医学部・医療技術学部、 |
【第10回】 |
項目 医療技術職と健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 健康運動指導士・エアロビックダンスインストラクターの社会的意味、運動処方から考える医療福祉職の法体系、パラメディカルの社会的位置づけ、民間フィットネスクラブと総合型地域スポーツクラブ、特定保健指導における健康運動指導士の役割、 |
【第11回】 |
項目 食事と健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 基礎栄養学と雇用問題、管理職登用と肥満対策、肥満解消のための食事制限、コレステロールと生活習慣病、タンパク質と学業成績、日本食の世界展開戦略、 |
【第12回】 |
項目 薬と健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 医薬同源、HIV(Human Immunodeficiency Virus)、薬害肝炎、子宮頸癌、ワクチン、治験、診療報酬点数表、薬価差益、後発医薬品、森鷗外、40年周期説、ドラッグリポジショニング(drug repositioning既存薬再開発)、 |
【第13回】 |
項目 少子化対策と健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 体力学から考える少子化対策、女性の体力と出生率、女性の調整力、年齢と体力、未婚率と高齢出産、人工授精と年金、中絶と刑法、 |
【第14回】 |
項目 アジア諸国の健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 世代間同居と出産による女性離職率による社会類型区分、中国型・タイ型・シンガポール台湾型・日本韓国型の相違と背景、日本食と平均寿命、社会保障給付費と健康、 |
【第15回】 |
項目 欧米諸国の健康 内容(自分の言葉で説明できるようになるべき事項) 高福祉高負担国の健康状態、乳児死亡率低下の国別相違、福祉資本主義の三つの世界と健康、エスピンアンデルセンの分析、国民皆保険制度の行方、 |