1. |
授業の概要(ねらい) |
|
行政学とは、いわゆる「行政」という限られた分野を対象としながら、政治学や憲法・行政法等さまざまな領域と深い関係性を持つ学際的な学問であり、かつ、実学的側面を有するものでもある。 公務員を志す者にとって、その知識は必須であるが、それ以外の者にとっても、現代社会を理解する上で、行政に関する正確な知識を持つことが求められる。 そこで、本講義では、行政学の基礎理論を説明するとともに、現代の行政や政治をめぐる諸問題についても解説を行う。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
①行政学および行政に関する専門的な知識を修得する。 ②現代の行政や政治に関する問題を論理的に思考する。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
期末試験(80%)と復習用プリント問題(20%)による総合評価。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
【教科書】 村上弘・佐藤満編著、『よくわかる行政学[第2版]』、ミネルヴァ書房、2016 【参考書】 西尾勝著、『行政学〔新版〕』、有斐閣、2001
|
5. |
準備学修の内容 |
|
①教科書を中心に予習をして講義に出席すること。 ②講義された内容をノートに取り、教科書等で確認、論点整理をしておくこと。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
①政治学や行政法の履修は理解の深化を助けるものとなる。 ②教科書・六法を必ず持参すること。 ③受講生の理解度により、講義の進行状況を変化させる場合がある。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | 行政の概念 | 【第3回】 | 現代行政国家の形成とその特質① ・現代行政国家の形成過程 ・官房学の発達・変遷とシュタイン行政学 | 【第4回】 | 現代行政国家の形成とその特質② ・現代行政国家の特質 ・福祉国家の起点と要件 | 【第5回】 | 現代行政学の誕生と発展① ・現代行政学誕生の背景 | 【第6回】 | 現代行政学の誕生と発展② ・技術的行政学の登場と展開Ⅰ | 【第7回】 | 現代行政学の誕生と発展③ ・技術的行政学の登場と展開Ⅱ | 【第8回】 | 現代行政学の誕生と発展④ ・人間関係論と現代組織論Ⅰ | 【第9回】 | 現代行政学の誕生と発展⑤ ・人間関係論と現代組織論Ⅱ | 【第10回】 | 現代行政学の誕生と発展⑥ ・政治・行政融合論 | 【第11回】 | 行政責任と行政統制① ・行政責任の概念と構図 | 【第12回】 | 行政責任と行政統制② ・行政責任論争 | 【第13回】 | 行政責任と行政統制③ ・行政統制の諸類型Ⅰ ■復習用プリント問題配布 | 【第14回】 | 行政責任と行政統制④ ・行政統制の諸類型Ⅱ ■復習用プリント問題解説 | 【第15回】 | まとめと試験 |
|