Web Syllabus(講義概要)

　代表的ケースまたはプロブレムを素材にしながら、労働法の考え方を学んでいきたい。春期は憲法上の平等権（14条）、生存権（25条）、労働権（27条）などを復習したあと、個別的労働関係法（基礎知識、採用、労働契約、就業規則、賃金、労働時間、などの個別的労働関係）の分野を中心に学ぶ。
　なお、授業は、判例などを参考に具体的なケースを要約して取り上げ（プロブレム・メソッド）、原則的には、3人1組のグループ討論を経て、全体討論を行い、法的論点とその解決方法を全員で探っていくという形式をとる。

　①自主的に研究・討論をし、労働法の基礎理論の理解を深めるとともに、自分の意見を形成しそれを発表する能力を磨くことが目標。

　グループ討論および全体討論での発言状況、参加状況、確認テストの成績その他を総合勘案して評価する。

　プリントを配布する。

　プリントの問題は自分の力で解いておくこと。
　概説的な知識は、適宜指示する参考文献を読んで身につけることが重要。
　重要判例は自分で調べて判決文を読むこと。

　3人1組のグループで討論を進めていくので、遅刻はもちろんのこと、欠席とりわけ無断欠席をしないようにしてもらいたい。『小六法』（平成29年版）は毎回必ず持参すること。また、ゼミ全体の運営や議論にも積極的に参加してもらいたい。