Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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労働法 II 村上  文
選択  2単位
【法律】 17-1-1210-1950-06

1. 授業の概要(ねらい)

 労働法は、雇用されて働くうえで生じる様々な問題の法的解決を図ることを目的としている。個々の労働者と使用者との雇用関係を規律する雇用関係法、集団としての労働者(労働組合)と使用者との関係に関する労使関係法等の領域がある。労働法IIでは、労働法Iに引き続き、働き方改革が議論され重要性が高まっている雇用関係法を中心に講義し、労使関係法等も簡単にではあるが取り上げる。事例を交え、具体的なイメージを持てるように講義を進めていく。

2.
授業の到達目標

 ①労働法の基礎的な知識を身につける。
 ②労働法の基本的枠組みを理解するとともに、その背後にある考え方、問題点について考える力を養うことを目標とする。

3.
成績評価の方法および基準

 テスト(90%)、授業への貢献状況(10%)

4.
教科書・参考書

 教科書:森戸英幸『プレップ労働法(第5版)』弘文堂

5.
準備学修の内容

 教科書の次回の授業範囲を読み、専門用語の意味を理解しておくこと。

6.
その他履修上の注意事項

 六法を持参のこと。労働法を理解するには、I、IIと継続して履修するのがのぞましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 有期契約労働者、パートタイム労働者の労働契約について学ぶ
【第2回】
 派遣労働者の労働問題について学ぶ
【第3回】
 雇用平等法理、男女雇用機会均等法について学ぶ
【第4回】
 女性活躍推進、障害者雇用促進法、労働者の人権擁護について学ぶ
【第5回】
 賃金についての法的ルールについて学ぶ
【第6回】
 法定労働時間・休憩・休日、時間外・休日労働などについて学ぶ
【第7回】
 労働時間等の規制の適用除外、労働時間のみなし制などについて学ぶ
【第8回】
 年次有給休暇について学ぶ
【第9回】
 育児・介護休業について学ぶ
【第10回】
 労災補償について学ぶ
【第11回】
 労働組合・団結権・団体交渉権について学ぶ
【第12回】
 労働協約締結権について学ぶ
【第13回】
 団体行動権について学ぶ
【第14回】
 不当労働行為救済制度について学ぶ
【第15回】
 まとめ テスト