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授業の概要(ねらい) |
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企業、特に会社は、経済活動の中心的な役割を果たし、私たちの生活に大きく関わっています。 会社の実体は、「カネとモノ」で、株主が間接的に所有するものですが、会社は独自の意思を持ち(社団)、権利能力を有し(法人)、「カネとモノ」を動かして利益を追求します(営利)。 このため、会社は、株主のほか、債権者、投資家(潜在的株主)、取引先、国家(全国民)など、多くの者(ステーキホールダー)の利害が交錯する場となります。 企業会計は、企業の活動状況や成果をとりまとめ利害関係者に報告するものですが、利害関係者の利益の保護のため、会社法、金商法などの法律により規制されています。 この授業では、企業会計の観点から会社法と金商法の内容について検討し、会社と株式のしくみについて学びます。また、できるだけ図解して数式や計算に頼らない平易な講義を行います。
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授業の到達目標 |
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①企業会計・会社法・金商法に関する発展的で実用的な知識を身に着け、実社会で生かすことができること。 ②「会社の利益に対する株主、投資家、債権者、税務当局の見方は、それぞれ異なる。」 この言葉の意味を理解できるようになること。
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成績評価の方法および基準 |
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①授業貢献度、②中間テスト(又は中間レポート)及び③期末テスト(又は期末レポート)の総合評価 評価配分割合:①30%、②30%、③40%
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教科書・参考書 |
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テキスト:宍戸善一『ベーシック会社法入門』(日本経済新聞社)、桜井久勝『会計学入門』(日本経済新聞社)
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準備学修の内容 |
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あらかじめテキストを十分に読みこみ、自分なりの考え方を用意した上で、授業に参加してください。
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その他履修上の注意事項 |
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会社法、金商法、企業会計の知識は、企業への就職や公務員をめざす皆さんには必要不可欠です。確実に習得して下さい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ・株式の価値と会社の純資産 ・株式の分割と併合 | 【第2回】 | ・株式の権利内容 ・自益権、共益権 ・種類株式 | 【第3回】 | ・株式の譲渡 ・自己株式 | 【第4回】 | ・有価証券 ・証券市場 | 【第5回】 | ・資金調達 ・自己資本、他人資本 ・内部資金、外部資金 | 【第6回】 | ・増資 ・新株予約権 ・社債、転換社債、ワラント社債 | 【第7回】 | ・引当金、偶発債務 ・資本金、資本剰余金、利益剰余金 ・分配可能利益 | 【第8回】 | ・これまでのまとめと中間テスト | 【第9回】 | ・財務諸表の作成と報告 ・計算書類と財務諸表の差異 | 【第10回】 | ・金商法にもとづく情報開示 ・発行市場、流通市場 ・株式大量保有開示制度 ・企業買収 | 【第11回】 | ・損失の処理と倒産処理 | 【第12回】 | ・会社の設立 ・会社の解散、清算 | 【第13回】 | ・企業集団 ・合併、事業譲渡 ・会社分割 ・株式交換、株式移転 | 【第14回】 | ・連結財務諸表 | 【第15回】 | ・まとめとテスト |
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