Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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刑事政策 堀田 晶子
選択  2単位
【法律】 17-1-1210-3290-01

1. 授業の概要(ねらい)

 日本の刑罰制度や矯正・保護の実態を明らかにし、犯罪者処遇の在り方について検討します。本授業においては、矯正処遇や更生保護に対する理解を深めるために、適宜、映像等を利用しながら説明します。秋期を通じて、更生とは何かについて深く考えます。

2.
授業の到達目標

 ①犯罪と刑罰に関する専門的な知識を身に付け、日本の刑罰制度について説明できる。
 ②矯正・保護に関する専門的な知識を身に付け、犯罪者処遇の在り方について論理的に述べることができる。
 ③犯罪統計に関する基本的な知識を獲得し、犯罪の実態を具体的に説明することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 試験によって評価しますが、授業中に流す映像等に関する感想文やレポート等の課題を出すこともあります。評価配分の目安は、試験70%、授業への貢献度30%です。授業への貢献度は、課題の提出や授業態度等によって判断します。

4.
教科書・参考書

 おすすめの基本書や参考書等は、初回の授業(オリエンテーション)で紹介します。

5.
準備学修の内容

 特に復習に力を入れてください。授業で扱ったテーマについて、レジュメやノートを読み返しながら、復習しましょう。疑問点が出てきたら、基本書や参考書等で調べてください。その際、図書館を有効活用しましょう。まずは自分で調べることが大切です。それでもわからなかった場合は、遠慮なく質問に来てください。

6.
その他履修上の注意事項

 ①春期の「犯罪学」を履修しておくことが望ましいです。
 ②授業をよく聞いて、その都度レジュメに書き込むか、ノートを取るようにしてください。自分の力で書いて、理解することが大切です。授業の内容が聞き取れなかったり、追いつけなかったりしたときは、あやふやのままにせず、授業後に確認しに来てください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション -刑事政策とは何か-
【第2回】
 死刑① 死刑の意義と機能、死刑制度の現状
【第3回】
 死刑② 死刑存廃論
【第4回】
 自由刑① 自由刑の意義と歴史
【第5回】
 自由刑② 自由刑の諸問題
【第6回】
 財産刑 財産刑の意義と課題
【第7回】
 受刑者処遇の基本原則
【第8回】
 矯正処遇① 作業
【第9回】
 矯正処遇② 改善指導
【第10回】
 矯正処遇③ 教科指導
【第11回】
 更生保護①
【第12回】
 更生保護②
【第13回】
 犯罪統計と暗数①
【第14回】
 犯罪統計と暗数②
【第15回】
 秋期のまとめと試験(予定)