1. |
授業の概要(ねらい) |
|
「真実の後(ポスト・トゥルース)の政治」とは何か。アメリカのトランプ大統領は昨年秋の大統領選で総得票数が米民主党の対立候補よりも250万票少なかったことへの言い訳として「民主党候補には投票権のない500万人が不正投票した」と、なんの根拠も示さずにツイッターを垂れ流しました。大統領のような国を代表する人間が堂々ウソを放言して世にはばかる時代。あなたならどう反応しますか?「ずるいね」、「腹黒いね」、あるいは「うさんくさいわね」等と言うでしょうか。あるいはトランプ大統領を支持した人々のように「全然、気にしない」のでしょうか。 この混迷する「政治」の世界に挑戦しましょう。「政治とは何か」が毎回の授業に臨む際の問題意識です。 世の中を難しく考えようとすれば政治も難しいものに見え、単純に考えようとすれば政治も意外に身近に思えるかもしれません。結論はどうでしょうか。出席する皆さんの取り組み方次第です。 政治学の分野は、就職活動において、また一般の公務員や、警察官・消防官・自衛官などの試験では、その知識が試されます。 授業は、民主政治国家の「国民」としての政治的素養や、就活・試験に役立つ知識を培うことも考えながら進めます。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
基礎的で入門的な講義内容の理解ができる 主権者としての意識が向上する 過去問題による力試しで就職試験対応力が向上する
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
授業内評価(レポート、発言)50%と期末試験50%
|
4. |
教科書・参考書 |
|
参考文献:甲斐祥子著『現代政治のナビゲーター[新2版]』(2014年 北樹出版)2,484円 参考文献:日刊の新聞各紙、月刊『中央公論』
|
5. |
準備学修の内容 |
|
授業でもらったプリントを中心に、授業のあったその日のうちに習ったことを確認しておきます。復習が中心です。この積み重ねを着実に実行しておけば、期末試験は楽々です。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
シラバスは目安で、適宜変更することがあります。近年まで政治・外交・憲法担当の新聞記者でしたので、日々の新聞報道を活用した授業を心がけます。ご承知おき、ご期待ください。 授業中の行動はすべて就活に直結すると考えて、礼儀正しく、現実的、前向きに授業に臨みましょう。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 政治の基本概念について | 【第2回】 | 民主政治について | 【第3回】 | 有権者について | 【第4回】 | 選挙制度について | 【第5回】 | 利益団体について | 【第6回】 | 政党について | 【第7回】 | 議会について | 【第8回】 | 政治家について | 【第9回】 | 内閣について | 【第10回】 | 官僚について | 【第11回】 | マスメディアについて | 【第12回】 | 政治意識について | 【第13回】 | アメリカ政治について | 【第14回】 | 政治思潮について | 【第15回】 | まとめと試験 (注)以上のテーマは、時事ニュースの動向により、変更する場合があります。 |
|