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授業の概要(ねらい) |
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本講義では、法の根本問題に関わる現代法哲学の展開を概括します。原理的・理論的な考察を必要とする法の根本問題とはいかなるものであり、それにかかわる法哲学的議論の状況がどのようになっているかについて解説します。法の全体像と法に関する基本的な考え方を理解することで、法実務や法実践の場における姿勢の基礎を構築します。
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2. |
授業の到達目標 |
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①法の現状と法哲学のかかわりについて理解することができる。 ②法哲学における議論の焦点を把握することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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学期末の論述式試験を中心に評価します。出席確認を兼ねた感想シートを配布し、内容に応じて加点をします。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:瀧川 裕英・宇佐美 誠・大屋 雄裕著、『法哲学』有斐閣、2014年 適宜レジュメを配布 参考文献:瀧川 裕英 編『問いかける法哲学』法律文化社、2016年 その他参考文献については、随時お知らせします。
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5. |
準備学修の内容 |
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授業の該当箇所の教科書とレジュメ内容などの予習・復習を行ってください。 関心を持った原典については、各自で読み進めるようにしてください。
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その他履修上の注意事項 |
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内容の連続性から法哲学Ⅰと継続して受講することが望ましいです。 講義中は、他人への迷惑行為および私語を禁じていますので、該当の場合には退室をお願いしています。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション:全体の概観 法哲学Ⅱ/Bの問題設定と概要の説明 | 【第2回】 | 平等について:平等の制度論 | 【第3回】 | 権利(1)権利とは何か | 【第4回】 | 権利(2)権利と義務 | 【第5回】 | 権利(3)人権について | 【第6回】 | 権利(4)国際人権 | 【第7回】 | 正義論の最前線(1)グローバルな正義 | 【第8回】 | 正義論の最前線(2)ナショナリズムとステイティズム | 【第9回】 | 正義論の最前線(3)世代間正義 | 【第10回】 | 正義論の最前線(4)生命と環境 | 【第11回】 | 市民社会論(1)悪法とは何か | 【第12回】 | 市民社会論(2)自然法論と法実証主義 | 【第13回】 | 市民社会論(3)国際社会の諸問題について | 【第14回】 | 市民社会論(4)人の可能性と規範について | 【第15回】 | 全体のまとめ:人と社会全体が直面する問題を再考する。 |
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