Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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知的財産法 I 徳力 徹也
選択  2単位
【法律】 17-1-1210-3867-05

1. 授業の概要(ねらい)

 知的財産法(主として特許法、実用新案法及び著作権法)の概要について、具体的事例を通じて説明します。

2.
授業の到達目標

 本講義は、特許法・著作権法等について、「法律的な知識に基づき、社会で起きている法現象について、その問題点を的確に把握し、問題解決のための提言を行うことができる」ようになることを目標とします。
 各受講生において、特許法・著作権法の基本的考え方=「どのような利益が何故保護されるのか」「どのような行為がどのような場合に侵害行為になるか(その理由)」などを概ね理解し、実際の事例問題の検討事項を見いだせるようになることを目標とします。

3.
成績評価の方法および基準

 基本的に試験結果(80%)、講義参加・課題対応状況(20%)に基づき評価します。

4.
教科書・参考書

 参考書等については、適宜指示します。

5.
準備学修の内容

 各講義のレジメを事前配布・LMS掲載するので、当該レジメを事前に読み、問題を検討してください。
 なお、経済活動に係る新聞記事等を読むように努めてください。

6.
その他履修上の注意事項

 法律の規定を知るのみならず、「何故、そのような取扱いになっているか(趣旨・目的)」などの問題意識を有して受講してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 知的財産法の概要(全般)
 -なぜ、知的財産(情報)は、保護される必要があるのか-
 特許法➀(概要)
【第2回】
 特許法②
 (発明とは何か?/どのような発明に特許権が与えられるか、など)
【第3回】
 特許法③
 (特許権はどのような権利か?特許権侵害は、どのような行為か?)
【第4回】
 特許法④
 (特許権侵害主張に対する反論‐無効・先使用権・権利消尽等)
【第5回】
 特許法⑤
 (特許法事例での検討:特許権侵害主張と反論を検討しよう。)
【第6回】
 特許法⑥(特許法と競争法の関係:アップル事件等)
 実用新案法
【第7回】
 特許法⑦
 (仮説事例で特許法の基礎知識を復習しよう)
【第8回】
 著作権法①
 (概要/著作物とは何か?)
【第9回】
 著作権法②
 (著作物性の検討/著作者とは)
【第10回】
 著作権法③
 (著作権侵害ⅰ:どのような行為が著作権侵害(特に複製権・翻案権侵害)になるか)
【第11回】
 著作権法④
 (著作権侵害ⅱ:どのような行為が著作権侵害になるか)
【第12回】
 著作権法⑤
 (著作者人格権)
【第13回】
 著作権法⑥
 (著作者人格権(続)+著作隣接権)
【第14回】
 著作権法⑦
 (仮説事例で著作権法の基礎知識を復習しよう)
【第15回】
 まとめと試験