1. |
授業の概要(ねらい) |
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刑法総論と刑法各論の基本を一通り学習したことを踏まえて,刑法各論分野における重要な判例(事例)を検討することによって,刑法についての理解をさらに深める。法律問題は現実の社会の中にあるので,実際の事件(判例)において,いかなる事実関係の下でどのようなことが刑法上の問題となるのかを具体的に考えていただきたい。
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2. |
授業の到達目標 |
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① 各種の国家試験等に対応できるようになる。 ② 刑法における概念や考え方が具体的な事案の解決においてどのように使われているのかを理解することによって,具体的・実践的な刑法の理解を深める。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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期末試験を70%,平常点(授業への参加状況)を30%,として総合評価する予定である。
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4. |
教科書・参考書 |
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井田良・城下裕二編『刑法各論判例インデックス』(商事法務)(平成28年)
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5. |
準備学修の内容 |
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授業前には授業で取り上げる予定の判例(事例)について概観しておくことが期待される。そして,授業後は授業内容を復習することによって判例(事例)についての理解(暗記でなく,考え方を理解すること)が期待される。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業に積極的に出席し主体的に学習することによって刑法に関心を持っていただきたい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 生命・身体に対する罪に関する判例(事例)(1) | 【第2回】 | 生命・身体に対する罪に関する判例(事例)(2) 自由に対する罪に関する判例(事例) | 【第3回】 | 名誉に対する罪に関する判例(事例) | 【第4回】 | 財産犯に関する判例(事例)(1) | 【第5回】 | 財産犯に関する判例(事例)(2) | 【第6回】 | 財産犯に関する判例(事例)(3) | 【第7回】 | 財産犯に関する判例(事例)(4) | 【第8回】 | 財産犯に関する判例(事例)(5) | 【第9回】 | 財産犯に関する判例(事例)(6) | 【第10回】 | 放火罪に関する判例(事例) | 【第11回】 | 文書偽造罪に関する判例(事例)(1) | 【第12回】 | 文書偽造罪に関する判例(事例)(2) | 【第13回】 | 公務執行妨害罪,犯人蔵匿罪,証拠隠滅罪,偽証罪に関する判例(事例) | 【第14回】 | 贈収賄罪に関する判例(事例) | 【第15回】 | まとめと期末試験 |
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