Web Syllabus(講義概要)

　我が国における具体的な犯罪発生状況を踏まえた上で，犯罪の原因に関する従来の議論の基本を学習し，現在の我が国における犯罪現象の中から代表的・特徴的なものを取り上げて，その原因や刑罰法規の適用の状況を学習する。できるだけ具体的・実践的な内容の授業としたい。

　①　現在の我が国における犯罪現象について，具体的・実践的に学習する。
　②　犯罪の原因や背景について考えることができ，現代社会における代表的・特徴的な犯罪現象に対して刑罰法規がどのように対応しているのかを理解する。

　期末試験を70％，平常点（授業への参加状況）を30％，として総合評価する予定である。

　参考書：藤本哲也『よくわかる刑事政策』（ミネルヴァ書房）（平成25年）
　　　　　守山正・小林寿一編著『ビギナーズ犯罪学』（成文堂）（平成28年）
　　　　　守山正・安部哲夫編著『ビギナーズ刑事政策［第2版］』（成文堂）（平成23年）

　授業は授業計画（シラバス）に従って進められるので，授業前には参考文献の該当箇所を概観しておくことが期待される。そして，授業後は授業内容を復習することによって各回の授業テーマについての理解（暗記でなく，考え方を理解すること）が期待される。

　授業に積極的に出席し主体的に学習することによって犯罪現象と刑事処罰のあり方に関心を持っていただきたい。