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授業の概要(ねらい) |
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フランスの政治史については日本語の入門文献も限られており、あまり知られていない。しかしながら、国連安全保障理事会の常任理事国、核保有などにみられるように国際社会で一定の影響力を維持しているのが、フランスである。そのようななか、ジスカールデスタン大統領期から現在に至るまで時系列的に概観することで、現代フランスの政治を理解する上での素養を養う。その際、関連が密接な分野に関しては、経済も視野におさめて、講義を行う。
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2. |
授業の到達目標 |
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三つのサブ目標をかかげる。 1.現代フランスにつながる現代史の重要な出来事の経緯を理解する。 2.歴代指導者の政策の違いと共通点について理解する。 3.アジアやヨーロッパ諸国との比較の視座を持ちながら、フランス政治史の特徴について考える。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点:30% 定期試験の成績:70%
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教科書・参考書 |
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教科書:特になし。 参考書:講義中に適宜指示する。
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5. |
準備学修の内容 |
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予習・復習をして臨むこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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春期の授業(外国政治史I)と内容的に連続しているため、その授業の履修が望ましい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション(講義の趣旨、前期の復習、今後の進め方などについて) | 【第2回】 | ジスカールデスタン大統領期の政治外交 | 【第3回】 | ミッテラン第1期の政治外交 | 【第4回】 | ミッテラン第2期の政治外交 | 【第5回】 | シラク第1期の政治外交 | 【第6回】 | シラク第2期の政治外交 | 【第7回】 | サルコジ大統領期の政治外交 | 【第8回】 | オランド大統領期の政治外交 | 【第9回】 | 政治と経済①:19世紀から第一次世界大戦前夜まで | 【第10回】 | 政治と経済②:第一次世界大戦期、両大戦間期 | 【第11回】 | 政治と経済③:第二次大戦から第四共和制崩壊まで:1940‐1958年 | 【第12回】 | 政治と経済④:開放経済のなかでの経済成長:1959‐1973年 | 【第13回】 | 政治と経済⑤:第一次石油危機後のフランス経済:1974年‐現在 | 【第14回】 | 政治と経済⑥:福祉国家論 | 【第15回】 | まとめとテスト |
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