1. |
授業の概要(ねらい) |
|
リーマンショック以後、イギリスのEU(欧州連合)離脱、難民危機、などが生じており、今日ヨーロッパ情勢は不透明になりつつある。そのようななか、各国の経済を左右する政治や経済そのものについて理解するためには、背景として歴史や政治体制について学ぶことが必要となる。この講義では、現在、ヨーロッパが抱える危機を概観したのちに、EU、NATOなどの多国間機構がいかなる影響力を持っているのかを学び、危機に直面しているヨーロッパの本質をつかむ手がかりとしたい。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
以下の二つの目標を掲げる。 1.ヨーロッパが抱える危機の本質を理解する。 2.EUおよびその他諸機構(NATO、欧州審議会など)ががどのような権限を持ち、どのような政策をとっているのか、主要加盟国との関連で理解する。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
平常点:30% 定期試験の成績:70%
|
4. |
教科書・参考書 |
|
教科書は特に指定しない。 参考書は、授業中などに適宜指示する。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
予習、復習に取り組むこと。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
特になし。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 地域主義、多国間外交への視野(授業の進め方についても言及) | 【第2回】 | EU・ヨーロッパの危機①:Brexit、テロ、難民危機、ウクライナ危機 | 【第3回】 | EU・ヨーロッパの危機②:ユーロ危機、ポピュリズムの台頭 | 【第4回】 | EUの歴史① 1950年代から60年代 | 【第5回】 | EUの歴史② 1970年代から80年代 | 【第6回】 | EUの歴史③ 1990年代以降 | 【第7回】 | EUの政策 ①外交・安全保障 | 【第8回】 | EUの政策 ②農業政策 | 【第9回】 | EUの政策 ③通商政策・開発政策 | 【第10回】 | EUの政策 ④司法・内務協力 | 【第11回】 | NATOの歴史:成立から冷戦終焉まで | 【第12回】 | 冷戦後のNATO | 【第13回】 | OSCE・欧州審議会 | 【第14回】 | 多国間機構(G7、G20) | 【第15回】 | まとめとテスト |
|