Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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危機管理論 II 山口 航
【Ⅴ】  2単位
【Ⅴ 法律と政治のしくみを学ぶ】 17-1-1210-4667-04

1. 授業の概要(ねらい)

 この講義では、国際的、国内的な危機について考えていきます。冷戦後の事例やリアルタイムの事例などを考察し、危機管理の基本的なしくみや、見方、課題を学びます。危機はどのように起き、おさまったのでしょうか。また、危機はどのように防がれたのかなどを、視聴覚教材も用いつつ幅広く学んでいきます。

2.
授業の到達目標

危機管理の基本的な知識を得る。
危機管理についてより深く考察することができるようになる。
危機管理の諸問題を多角的に分析することができるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

平常点30%(毎回コメントを書いてもらいます。白紙や一言のコメント、遅刻者は採点対象外です)
レポート20%(阪神・淡路大震災、あるいは東日本大震災に関する書籍を1冊読み、内容の要約をした上で自由に論じてください。2000字程度。書籍のタイトルを明記すること。締め切りは追って指示します)
期末試験 50%

4.
教科書・参考書

テキストは特に指定しません。
参考文献は、ジョセフ・S・ナイ・ジュニア、デイヴィッド・Aウェルチ(田中明彦・村田晃嗣訳)『国際紛争――理論と歴史[原書第10版]』有斐閣、2017年;五百旗頭真『大災害の時代――未来の国難に備えて』毎日新聞出版、2016年;伊藤哲朗『国家の危機管理――実例から学ぶ理念と実践』ぎょうせい、2014年など、適宜授業中に紹介します。

5.
準備学修の内容

 継続してニュースに接する習慣を身につけてください。
 より深く学びたい人は、参考文献を読んでください。

6.
その他履修上の注意事項

 ノートをしっかり取ってください。危機管理論Iもあわせて受講すると理解が深まると思います。
 リアルタイムの危機管理の事例も解説していくため、授業の計画の変更もあり得ます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 湾岸戦争開戦の経緯・分析
【第3回】
 朝鮮半島危機の経緯・分析
【第4回】
 米国同時多発テロ事件とテロリズム
【第5回】
 アフガニスタン戦争開戦の経緯・分析
【第6回】
 イラク戦争開戦の経緯・分析
【第7回】
 関東大震災の経緯・分析
【第8回】
 阪神・淡路大震災の経緯
【第9回】
 阪神・淡路大震災の分析
【第10回】
 東日本大震災の経緯
【第11回】
 東日本大震災の分析
【第12回】
 東アジアの事例
【第13回】
 中近東の事例
【第14回】
 ヨーロッパの事例
【第15回】
 まとめ