Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本文学史研究 II 鈴木 宏昌
選択  2単位
【日本文化】 17-1-1310-0303-12

1. 授業の概要(ねらい)

 和歌文学についての入門講座で、平安時代の和歌史を概観します。春期は『古今和歌集』の代表的な歌を鑑賞しましたが、秋期は『後撰和歌集』から『新古今和歌集』までの代表的な歌人の歌を鑑賞していきます。伊勢の御、和泉式部、能因法師、西行、定家、後鳥羽院、源実朝など、それぞれの時代の代表的な歌人を選んで、その代表的な歌について解釈と鑑賞を試みていきます。日本の短詩型文学の奥の深さを味わってゆきたいと思います。
 受講者は毎回、授業で取り上げた歌や歌人についての感想文を書き、最終的にレポートにしてまとめてもらいます。

2.
授業の到達目標

 講義の内容を理解し、研究の課題を把握したうえで、自分の興味をもった事項についてまとめ自分の感想や考えを発表できるようにする。

3.
成績評価の方法および基準

 出席状況を前提(50%)として、レポート(50%)で総合評価します。

4.
教科書・参考書

 テキスト:プリントを用意します。
 参考文献:授業中に指示します。

5.
準備学修の内容

 授業の予習としてプリントをよく読んできてください。そして、意味のわからない言葉については辞書などを使って調べてきてください。また、理解できない事柄については文章にしてまとめて授業時に質問してください。

6.
その他履修上の注意事項

 復習してください。
 わからないことや、興味をもった事柄について調べてください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 伊勢の御 藤原定方
【第2回】
 藤原兼輔 藤原朝忠 藤原敦忠
【第3回】
 和泉式部
【第4回】
 曾禰好忠
【第5回】
 能因法師
【第6回】
 源経信 源俊頼
【第7回】
 藤原俊成 藤原定家
【第8回】
 西行
【第9回】
 後鳥羽院
【第10回】
 源実朝
【第11回】
 式子内親王 俊成卿女
【第12回】
 新古今以後の和歌
【第13回】
 和歌と日本文化
【第14回】
 連歌と日本文化
【第15回】
 講義のまとめ・レポート提出