Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本近現代史 I 筒井 清忠
選択  2単位
【日本文化】 17-1-1310-0364-05

1. 授業の概要(ねらい)

 昭和初期から昭和20年の敗戦に至るまでの歴史を勉強します。
 この時期日本は国際協調主義外交の国からテロ・クーデター・戦争の国へと大きく変化していきます。どうしてこのようなことが起こったのでしょうか。適宜映像を使いながらわかりやすく基礎から勉強していきます。

2.
授業の到達目標

 日本近現代史の基礎知識を習得する。

3.
成績評価の方法および基準

 毎回の小レポートによる。

4.
教科書・参考書

 テキスト:筒井清忠『満州事変はなぜ起きたのか』(中公選書、2015年)、筒井清忠編『昭和史講義』(ちくま新書、2015年)

5.
準備学修の内容

 出来るだけ多くの昭和史書を読んでください。

6.
その他履修上の注意事項

 質問を活発に。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業方針の説明
【第2回】
 ワシントン体制の成立と排日移民法(米)
【第3回】
 軍縮時代の世相
【第4回】
 普通選挙法の成立と二大政党政治(ロンドン海軍軍縮条約問題)
【第5回】
 マスコミの発達と世論
【第6回】
 満州事変の勃発(大正期以降の日中関係の帰結)から国連脱退まで
【第7回】
 陸軍の潮流(バーデン・バーデンの盟約から一夕会まで)
【第8回】
 3月事件、10月事件
【第9回】
 超国家主義運動の潮流(①、北一輝の思想)
【第10回】
 超国家主義運動の潮流(②、大川周明の思想)
【第11回】
 血盟団事件、5・15事件
【第12回】
 政党政治の終焉(帝人事件・天皇機関説事件)
【第13回】
 軍閥の暗闘(皇道派と統制派の抗争①陸軍士官学校事件)
【第14回】
 軍閥の暗闘(皇道派と統制派の抗争②相澤中佐事件)
【第15回】
 二・二六事件