Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
日本文化と哲学 II 濱田 陽
選択  2単位
【日本文化】 17-1-1310-0430-08

1. 授業の概要(ねらい)

 日本は世界最大の大陸、ユーラシアと最大の海、太平洋が出会う地域に位置している。そのことから自然、生きもの、人の多様性が生まれ、人がつくりだす文化、文明(つくられたもの)、広い意味での宗教文化の対象(人知を超えるもの)の多様性も生じてきている。
 本講義では、日本列島を中心に朝鮮半島を含めて、ユーラシアと太平洋が出会う地域で展開されてきた現代文明と文化の関わりに哲学的関心を向けて探求する。そのため映像やベストセラー、古典などを柔軟に組み合わせて講義中で紹介し、受講者自ら知的関心を呼び覚ますことができるように進めたい。
 また、家電、鉄道、車、人工知能からエンターテイメント、スポーツ等、現代文明を特徴づけるテーマを文化学的、哲学的に考察し、自然、生きもの、人とのつながりを再発見、回復することを試みる。

2.
授業の到達目標

 日本文化と人間文化を考える柔軟で広い視野を養い、それをもとに授業内容を解説しつつ自身の考察を深めたエッセイを1000字相当でまとめる思考力と文章表現力を身につける。

3.
成績評価の方法および基準

 出席、授業内期末試験で総合評価

4.
教科書・参考書

 必要な資料は講義中で配布

5.
準備学修の内容

 配布資料を読む

6.
その他履修上の注意事項

 社会状況、国際情勢の変化に応じて新しい話題、文献、映像を取り入れるため、以下の授業内容・順序は入れ替わることがある。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 戦争をする、しない文化、文明を考える(映像『この世界の片隅に』等)(1)
【第2回】
 戦争をする、しない文化、文明を考える(2)
【第3回】
 戦争をする、しない文化、文明を考える(3)
【第4回】
 最大の大陸と海が出会う地域で文化、文明を考える(1)
【第5回】
 最大の大陸と海が出会う地域で文化、文明を考える(2)
【第6回】
 最大の大陸と海が出会う地域で文化、文明を考える(3)
【第7回】
 家電、鉄道、車、AIなど現代文明の産物と日本文化について考える(1)
【第8回】
 家電、鉄道、車、AIなど現代文明の産物と日本文化について考える(2)
【第9回】
 家電、鉄道、車、AIなど現代文明の産物と日本文化について考える(3)
【第10回】
 家電、鉄道、車、AIなど現代文明の産物と日本文化について考える(4)
【第11回】
 エンターテイメント、スポーツ、物語、宗教など人のこころを満たすものと現代文明、日本文化について考える(1)
【第12回】
 エンターテイメント、スポーツ、物語、宗教など人のこころを満たすものと現代文明、日本文化について考える(2)
【第13回】
 エンターテイメント、スポーツ、物語、宗教など人のこころを満たすものと現代文明、日本文化について考える(3)
 *試験テーマ発表予定
【第14回】
 試験テーマ解説
【第15回】
 授業内期末試験・全体講評