Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本文化特論 V A(文化交流) 濱田 陽
選択  2単位
【日本文化専攻】 17-1-1310-0430-09

1. 授業の概要(ねらい)

 【学際的、国際的視野に立って日本文化を研究する素養を身につける】
 日本文化研究の対象領域は多岐にわたる(宗教、民俗、歴史、文化交流、思想、文学、芸術、生活文化、大衆文化、環境、メディアなど)。国内外に優れた日本研究専門機関が存在し、豊富なデータベースも構築されている。これら最新の研究動向、研究潮流、方法論への感度を培い、積極的な文献分析、実地調査を推奨し、修士論文に向けた研究テーマを具体化していくための指導を行う。
 *必要に応じて校外研究授業を実施することがある。

2.
授業の到達目標

 【「研究案」をまとめる】
 修士論文に向けたテーマの研究発表を行い、その成果を反映させた「研究案」をまとめる。

3.
成績評価の方法および基準

 研究発表・授業参加度(60%)、「研究案」(40%)

4.
教科書・参考書

 必要な資料はプリントで配布する。

5.
準備学修の内容

 研究テーマを深め、広げるための文献研究、インターネット情報収拾、実地調査に積極的に取り組む。

6.
その他履修上の注意事項

 修士論文という目標に向かってテーマを広げ、深める発表の場を提供する。質の高いディスカッションによって文化学の広い視野から自身の研究を見つめ直し、本特論で得る知見をより専門的な考察へとフィードバックしていってほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 「研究テーマの設定方法1」
 各受講者の研究関心を知り、研究テーマについて相互理解に努める。
【第2回】
 「研究テーマの設定方法2」
 各受講者の研究テーマについて、研究動機、方法論等、より詳しく相互理解を深める。
【第3回】
 「研究テーマの設定方法3」
 各受講者の研究テーマについて、今後の研究課題との関係を明確化する。
【第4回】
 「文化学の多様性1」
 文化学の多様性、主要な日本文化研究機関について解説する。
【第5回】
 「文化学の多様性2」
 文献資料を総合的に収集・選択・分析する研究の基本スタンスを確認する。
【第6回】
 「文化学の多様性3」
 インターネット情報を総合的に収集・選択・分析する研究の基本スタンスを確認する。
【第7回】
 「文化学の多様性4」
 フィールド(現場)情報を総合的に収集・選択・分析する研究の基本スタンスを確認する。
【第8回】
 「研究発表・討論1」
 各受講者により研究発表・討論を行う。
【第9回】
 「研究発表・討論2」
 各受講者により研究発表・討論を行う。
【第10回】
 「研究発表・討論3」
 各受講者により研究発表・討論を行う。
【第11回】
 「研究テーマの再設定1」
 研究発表で得られた知見、改善点をふまえ、今後の研究テーマの方向性を検討する。
【第12回】
 「研究テーマの再設定2」
 研究発表で得られた知見、改善点をふまえ、今後の研究テーマの方向性を検討する。
【第13回】
 「研究案の執筆1」
 夏休みから秋学期にかけての研究案を具体的に作成するための指導を行う。
【第14回】
 「研究案の執筆2」
 夏休みから秋学期にかけての研究案を具体的に作成するための指導を行う。
【第15回】
 「研究案提出」
 各受講生が作成してきた研究案を共に点検し、夏以降の研究計画について指導を行う。