Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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比較文化演習B I 濱田 陽
選択必修  2単位
【日本文化】 17-1-1310-0430-11

1. 授業の概要(ねらい)

 日本文化の研究領域は多岐に及ぶ。本演習は独創的なテーマ設定を推奨する。
 本演習ではこれまでに神話、宗教、思想、哲学、文学、歴史、近代、教育、観光、食文化、喫茶文化、和菓子、漫画、アニメーション、ファッション、風俗、習慣、言語、書、色彩、絵画、文化遺産、自然環境、平和構築、戦争の記憶、出版文化、音楽、芸能、日本の科学技術、日本のスポーツ、庭園、建築などの領域で発表がなされてきている。
 最初に、テーマ・ディスカッションにより受講者間で関心をもっている研究領域についての意見交換をする。その上で図書館、インターネットの両方を積極的に活用して研究の軸とする書籍を見出し、自らが長期的な関心をもって取り組むことのできる研究テーマを設定、研究案を作成し、発表を行う。その後、発表で得た意見を参考に研究案レジュメ改訂版を完成する。
 *卒業論文履修生等との研究交流を実施することがある。

2.
授業の到達目標

 文化学の3つの情報源①文献資料(紙媒体情報)、②インターネット(電子媒体情報)、③フィールド(生の情報)を収集・選択・分析・総合・アウトプットする能力を高め、研究案レジュメ改訂版を作成する。
 とりわけ、自らの研究の軸となる書籍を見出し、その内容を独自に解釈して新たな研究テーマを設定すること、その上でインターネット情報を活用し、夏休み以降の充実したフィールド調査計画を立てることを重視する。

3.
成績評価の方法および基準

 演習参加度と個人研究発表(65%)、及び、研究案レジュメ改訂版(35%)

4.
教科書・参考書

 必要な資料はプリントで配布する。

5.
準備学修の内容

 自分の研究テーマについて常に考える習慣をもち、研究資料を収集、蓄積していく。

6.
その他履修上の注意事項

 自分が本当に打ち込める研究テーマを見つけること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 テーマ・ディスカッション1
  日本文化について何を研究したいか、受講者間で意見を交換し、共有する。
【第2回】
 図書館演習
  自らの研究の軸となりうる書籍を求め、MELICで探索する。
【第3回】
 インターネット演習
  自らの研究の軸となりうる書籍の情報を求め、インターネット情報を探索する。
【第4回】
 テーマ・ディスカッション2
  各自、研究の軸とする書籍についての意見を交換し、共有する。個人発表順を決定する。
【第5回】
 発表前演習
  個人研究発表で必要なレジュメ作成のルール、発表方法、討議方法などを指導する。
【第6回】
 個人研究発表1
  研究案レジュメを作成、発表する。(情報交換15分 2名発表×30分 総合的研究指導15分)
【第7回】
 個人研究発表2
【第8回】
 個人研究発表3
【第9回】
 個人研究発表4
【第10回】
 個人研究発表5
【第11回】
 個人研究発表6
【第12回】
 個人研究発表7
【第13回】
 個人研究発表8
【第14回】
 研究案レジュメ改訂版提出
  研究案レジュメに発表で得た知見等を反映した改訂版を作成して提出する。
【第15回】
 研究案レジュメ改訂版返却
  夏休み以降の研究についての指導を行う。