1. |
授業の概要(ねらい) |
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「漢字の楽しみ」。 中国について学ぶのにもっとも基本的な入口になるのは文字、すなわち漢字である。日本では古くにこれを輸入し、わがもののように使い慣れて来ているが、本来は外国語の文字であって、実は知らない側面もかなりある。 そこで少し丁寧にこの漢字というものの性質や特徴を知っていくと、中国文化を読み解く・楽しむためだけでなく、日本の文字文化を考える大きな示唆を得られると思う。 「概論」前期は、この漢字というものの面白さをいろいろと考えていきたい。
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2. |
授業の到達目標 |
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・日本の漢字音について理解し、それらを使いこなせるようにする。 ・「漢字の意味は音にある」ということを理解し、漢字に対する考えを深める。 ・その他、漢字の周辺にあるさまざまな事項を学ぶ。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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期末試験。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:プリントを作って配布。 参 考:藤堂明保編『学研新漢和大字典』2005年、学習研究社 藤堂明保『漢字と文化』1993年、徳間文庫 ほか藤堂明保氏の多くの著作など
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5. |
準備学修の内容 |
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前回のノートをよく読んで、新しい授業に臨むこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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受け身的な姿勢でなく、積極的な学習態度を期待する。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 導入 | 【第2回】 | 日本の漢字音(1) 古代の文化交流、「呉音」の渡来 | 【第3回】 | 日本の漢字音(2) 中世~「漢音」の渡来 | 【第4回】 | 日本の漢字音(3) 近世~「唐宋音」の渡来 | 【第5回】 | 「漢字の意味は音にある」(1) 概説 | 【第6回】 | 「漢字の意味は音にある}(2) 古代言語の成り立ち | 【第7回】 | 「漢字の意味は音にある」(3)「単語家族」の発展 | 【第8回】 | 「六書」と『説文解字』(1)その独自性 | 【第9回】 | 「六書」と『説文解字』(2)中国字書の話 | 【第10回】 | 中国人の「名」と「字」 | 【第11回】 | 異体字 | 【第12回】 | 意訳・音訳 | 【第13回】 | 歇後語 なぞなぞことわざ | 【第14回】 | 字謎 漢字クイズ | 【第15回】 | 漢字の字形の発展 ~殷王朝の「発見」 |
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