1. |
授業の概要(ねらい) |
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この演習では、伝統文化の諸要素を対象に、特に江戸時代に培われた文化について、学生の発表と討論、ならびに古文書読解の基礎知識の取得を通して理解を深めていく。受講生は関心のあるテーマを選び、授業で提示するやり方に沿ってレジュメを作成し、授業で行った発表に対し他の受講生と教員の質問に答えるという流れをとっている。セメスターにつき、発表は最低一回行うことを条件とする。なお、個人発表は主であるが、全員が感心をもつテーマについて、グループ議論を行う予定である。 さらに、調べる・書く・発表する能力を養う過程の一環として、江戸時代の古文書の読み方の基礎を学習する。寺子屋のテキストを定期的に使用し、変体仮名を中心に解読力を訓練する。題材は『百人一首』を主軸とするが、受講生の希望に応じ柔軟に変更することや他のテキストを使用することも可能である。この訓練は江戸時代の社会・文化的な諸現象について学ぶ過程を助け、学生自身の研究を深めることにつながる。
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2. |
授業の到達目標 |
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・自分でテーマを選び、報告を準備することによって、レジュメを作成する能力を身につける ・考えをまとめる能力・質問に答える能力を身につける ・江戸時代のテキストを読む練習を通して、解読力を身につける ・伝統的な社会や文化についての知識を深める
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点(授業への積極的な参加、予習など)50%、発表50%からなる総合評価
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4. |
教科書・参考書 |
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プリントを用意し配布する。
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5. |
準備学修の内容 |
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発表の事前準備(テーマ選定、参考文献の収集・整理、レジュメの作成)を必要とする。古文書の学習においては、テキストの復習・予習が期待される。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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継続的・積極的な受講を期待する。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション 演習について・発表の割り当て | 【第2回】 | 伝統文化の研究方法 文献の探し方・引用の仕方について | 【第3回】 | レジュメの作成指導 | 【第4回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第5回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第6回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第7回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第8回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第9回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第10回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第11回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第12回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第13回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第14回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 | 【第15回】 | 学生の発表と討論、古文書学習 |
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