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授業の概要(ねらい) |
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日本書道史において、中国の漢字書法の影響を受けて和様書道が確立され、漢字から仮名を生み出したことは特筆すべきことであり、日本の文化はそうした漢字と仮名の文字文化によって育まれたともいえる。本授業では、平安時代に書写された古典籍を中心に、現存する書跡の遺品に焦点を当て、書道学の領域で資料性と芸術性を追究する。
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2. |
授業の到達目標 |
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現存する書跡の遺品に、書学書道史的な視座からアプローチする方法を修得することを目的とする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常の授業における学習態度、または研究発表およびレポート等による。
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4. |
教科書・参考書 |
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プリント教材を用いる。 参考文献 古谷稔著『かなの鑑賞基礎知識』(至文堂) 古谷稔著『中国書法を基盤とする日本書道史研究』(竹林舎)
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5. |
準備学修の内容 |
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博物館・美術館等で書や古美術の鑑賞を心掛けること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業では、明治期に作製された貴重な複製本や、時には原本を鑑賞しながら、初歩から「みる(見る、観る、視る・・・)」という行為の訓練を行う。時には、学外学習の機会を設け、美術館や博物館、あるいは個人所蔵者のもとを訪問し、本物に触れるということを大切にしたいと考えている。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業の概要 | 【第2回】 | 鑑賞と研究「高野切本古今和歌集」 | 【第3回】 | 鑑賞と研究「関戸本古今和歌集」 | 【第4回】 | 鑑賞と研究「寸松庵色紙」 | 【第5回】 | 鑑賞と研究「本阿弥切本古今和歌集」 | 【第6回】 | 学生の研究発表 | 【第7回】 | 学生の研究発表 | 【第8回】 | 学生の研究発表 | 【第9回】 | 学生の研究発表 | 【第10回】 | 学生の研究発表 | 【第11回】 | 学生の研究発表 | 【第12回】 | 学生の研究発表 | 【第13回】 | 学生の研究発表 | 【第14回】 | 学生の研究発表 | 【第15回】 | まとめ |
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