Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本語コミュニケーション II 中沢 紀子
必修  2単位
【日本文化】 17-1-1310-3245-02

1. 授業の概要(ねらい)

 前期と同様、日本語とはどのような特徴を持つ言語なのか、そしてその奥にあるコミュニケーションとは何なのかを考えていく。また、後期は私たちを取り巻く社会と言葉の関係について観察していく。私たちはある特定の言葉を聞いただけで、その使用者の性別(男性か女性か)や出身地(関東出身か関西出身か)などがわかってしまうことがある(例:「あたし」「俺」「わし」)。私たちが使用している日本語は、地域差・世代差・性差など様々な社会的要素と大きく関係している。授業では、身近な日本語の諸問題を取り上げ、私たちを取り巻く社会と言葉の関係について観察していく。

2.
授業の到達目標

 ・日本語を客観的に考察することができる。
 ・日本語の一般的特徴を説明できる。

3.
成績評価の方法および基準

 出席(40%)・テスト(50%)・授業で行う課題(10%)

4.
教科書・参考書

 授業ではプリントを配布する。

5.
準備学修の内容

 ノートを読み返すなど復習をすること。

6.
その他履修上の注意事項

 授業内で感想・現在気になっている言葉などコメントを書いてもらうことがある。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 日本語コミュニケーション①
【第3回】
 日本語の文法①
【第4回】
 日本語の文法②
【第5回】
 日本語の文法③
【第6回】
 「わたしはお水です」「私はチキンです」は日本語として間違っているのか?
【第7回】
 日本語の人物呼称①
【第8回】
 日本語の人物呼称②
【第9回】
 社会と言葉①(敬語・性差・世代差・社会階層差)
【第10回】
 社会と言葉②
【第11回】
 社会と言葉③
【第12回】
 日本語コミュニケーション②
【第13回】
 方言と新方言 日本語の地域差①
【第14回】
 方言と新方言 日本語の地域差②
【第15回】
 まとめ