Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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政治学入門 II 渡邉 公太
【Ⅴ】  2単位
【Ⅴ 法律と政治のしくみを学ぶ】 17-1-1310-3868-04

1. 授業の概要(ねらい)

 日本は幕末の開国と明治国家の成立によって、近代国民国家(Nation-State)を創始したとされています。つまり、現代のわたしたちが直面している様々な政治問題は、歴史的な営みの連続によって醸成されてきたといえるのです。
 本講義では、近現代日本が直面した政治外交問題の歴史を通し、近代国民国家へと成長していく過程について学びます。日本の政治や外交を主導した政治家・官僚たちの活動から、彼らが「国際社会における日本」をどのように位置づけようとしたかについて理解することを目標とします。

2.
授業の到達目標

 ・近現代日本政治外交史の基礎知識を習得する
 ・授業で学んだ知識を応用し、現代日本の政治外交問題を論理的に説明できるようになる

3.
成績評価の方法および基準

 ・定期試験:70%
 ・中間試験:30%

4.
教科書・参考書

 ・教科書:特に指定しない
 ・参考書:入江昭『新・日本の外交』中公新書
      井上寿一『日本外交史講義』岩波書店
      筒井清忠編『昭和史講義』ちくま新書

5.
準備学修の内容

 授業ノートを読み返し、復習する。また授業で紹介する参考文献を読み、知識を広げる。

6.
その他履修上の注意事項

 積極的な質問を歓迎します。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 「新外交」とワシントン会議
【第3回】
 中国ナショナリズムと国際関係
【第4回】
 満州事変とワシントン体制の動揺
【第5回】
 日中戦争の展開
【第6回】
 日米開戦
【第7回】
 中間試験
【第8回】
 戦時外交・終戦外交
【第9回】
 占領期の内政と外交Ⅰ
【第10回】
 占領期の内政と外交Ⅱ
【第11回】
 サンフランシスコ講和条約の成立
【第12回】
 デタント期の日本外交
【第13回】
 沖縄返還と日中国交正常化
【第14回】
 新冷戦と日本外交
【第15回】
 総まとめ