Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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楷書研究 I 藤森 大雅
選択  2単位
【日本文化】 17-1-1310-4164-05

1. 授業の概要(ねらい)

 楷書の書体の特徴を理解し、古典の臨書を通じて基本的な技法の習得を目的とする。古典臨書が中心に行うが、関連する歴史や文化についても解説し、実技と知識の両面から楷書を学ぶ。書道経験の有無は問わない。

2.
授業の到達目標

 (1)楷書の書体の特徴を説明できる。
 (2)古典の特徴を理解し、臨書できる。

3.
成績評価の方法および基準

 (1)臨書課題の提出(50%)、授業への参加度を含めた平常点(50%)で評価する。

4.
教科書・参考書

 参考文献:『書道テキスト 楷書』(二玄社)『書の古典と理論』(全国大学書道学会編)
 特定のテキストは使用せず、プリントを配布する。

5.
準備学修の内容

 事前に参考文献を熟読して臨む。授業後は配布、および紹介した資料をもとに学習の深化を図る。

6.
その他履修上の注意事項

 ・書道用具の準備。(これから購入する学生は初回で指示する用具を購入することが望ましい。)
 ・遅刻や無断の途中退出は認めない。
 ・積極的な取り組みを期待する。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業の概要、楷書の特徴について
【第2回】
 楷書の基本①「点画」
【第3回】
 楷書の基本②「結構」
【第4回】
 欧陽詢「九成宮醴泉銘」の書(2字書)を学ぶ
【第5回】
 欧陽詢「九成宮醴泉銘」の書(4字書)を学ぶ
【第6回】
 欧陽詢「九成宮醴泉銘」の書(6字書)を学ぶ
【第7回】
 臨書作品制作について
【第8回】
 欧陽詢「九成宮醴泉銘」の書(臨書作品)練習
【第9回】
 欧陽詢「九成宮醴泉銘」の書(臨書作品)まとめ
【第10回】
 顔真卿「多宝塔碑」(2字書)を学ぶ
【第11回】
 顔真卿「多宝塔碑」(4字書)を学ぶ
【第12回】
 顔真卿「多宝塔碑」(6字書)を学ぶ
【第13回】
 顔真卿「多宝塔碑」の書(臨書作品)を学ぶ
【第14回】
 顔真卿「多宝塔碑」の書(臨書作品)を練習する
【第15回】
 顔真卿「多宝塔碑」の書(臨書作品)を仕上げる
 まとめ