Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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社会科教育基礎研究 向山 行雄
選択  2単位
【初等教育】 17-1-1331-1957-11

1. 授業の概要(ねらい)

 本科目は小学校の教員として社会科を指導する基礎知識を習得させるための内容である。小学校社会科で扱う内容を、第3・4年、第5学年、第6学年に分けて具体的な教材にをもとに学修する。
 小学校社会科は、公民的資質の基礎を養う教科である。しかし、学級担任の教師は、社会科の指導を苦手とする人が多い。小学生にふさわしい公民的資質についての理解を深め、実践的な力を身につけるように期待する。
 一方、小学校社会科は子供に人気のない教科でもある。子供の興味関心を引きだし、意欲的に追究する学習は、教師のどのような手立てから可能になるのかを共に探っていく。

2.
授業の到達目標

 ・小学校社会科を指導するための基礎的な力を身につける。
 ・小学校社会科の学習内容を理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 ・授業時に作成するレポートや発言・学習態度など
 ・第15回目で実施するテストや論文
 ・日常のニュースなどへの関心や理解の状況

4.
教科書・参考書

 ・テキスト 北俊夫・向山行雄著『アクテイブ・ラーニングでつくる新しい社会科授業』
       (学芸みらい社 2016年)
       『小学校学習指導要領解説 社会編』(文部科学省 2008年)
 ・参考文献 北俊夫・向山行雄著『新・社会科授業研究の進め方ハンドブック』
       (明治図書 2014年)
       『小学校社会科教科書』(教育出版 第3・4学年用から第6学年用 6冊)

5.
準備学修の内容

 ・授業にはテキストの該当学年の内容を読んだ上で授業に出席すること
 ・日頃からニュースに関心を持ち、社会的事象をとらえるようにすること
 ・プリントを保管するフアイル、ノート、マーカーを持参すること

6.
その他履修上の注意事項

 ・アクテイブ・ラーニング型の社会科授業ができる力量を身につけられるように期待する。そのために、主体的・協働的な学習に慣れるように努力しましょう。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション 班編成 授業概要 社会科授業づくり
【第2回】
 社会科目授業の実際 「5年ビールびんの旅」
【第3回】
 第3・4学年の社会科目① 私たちの住む町と市の様子
【第4回】
 第3・4学年の社会科② スーパーマーケットで働く人
【第5回】
 第3・4学年の社会科③ むかしの道具調べ 地域に残る古い物
【第6回】
 第3・4学年の社会科④ ゴミの処理 火事から暮らしを守る
【第7回】
 第3・4学年の社会科⑤ 玉川兄弟と玉川上水 都道府県の位置と名称
【第8回】
 第5学年の社会科① 日本の位置と国土 我が国の農業
【第9回】
 第5学年の社会科② 自動車づくりにはげむ人々 世界につながる日本の工業
【第10回】
 第5学年の社会科③ 情報を伝える人々 ひろがる情報ネットワーク
【第11回】
 第6学年の社会科① 縄文のむら 武士の世の中
【第12回】
 第6学年の社会科② 3人の武将と天下統一 江戸幕府の政治
【第13回】
 第6学年の社会科③ 戦後の日本 東京オリンピック
【第14回】
 第6学年野社会科④ 政治のしくみ 世界の中の日本
【第15回】
 本講義のまとめ テスト(論文)