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授業の概要(ねらい) |
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授業は、複数の教員によるティーム・ティーチングの形態で行う。 「開かれた学校づくり」を捉える上で鍵となる下記の項目について理解した上で、教育現場の事例調査を行う。この事例調査では、学校と地域(保護者)との連携を構築しながら、「開かれた学校づくり」に向けた取り組みを積極的に行っている学校を選び、その取り組みの実態を明らかにしていく。 鍵となる項目は、①コミュニティ・スクールの理論と実際(学校運営協議会の理論と実際)、②学校評議員制度の理論と実際、③特色ある学校づくりである。
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2. |
授業の到達目標 |
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<A類学生> ・①子ども、保護者、住民の学校参加について、その根拠や意義を説明することができる、②学校評議員制度、学校運営協議会制度の仕組みや意義について説明することができる、③開かれた学校づくりの事例について、その特色を生き生きと語ることができる。 <B類学生> ・上記の目標に加え、「開かれた学校づくり」の理論と事例を研究する上で、学校経営の視点から調査分析することにより、「開かれた学校づくり」の担い手となることができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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「文献研究における議論への積極性及び理解力」(20%)「調査研究の企画及び実施力」(20%)「調査データの整理及び分析力」(20%)「プレゼンテーション力」(20%)「グループ研究、発展的な議論への貢献度」(20%)に注目して総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書は特になし。 参考書等は必要に応じ授業の中で紹介する。
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5. |
準備学修の内容 |
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実習校や在籍校を中心に、学校の特徴や特色ある活動について、見たり参加したりして、簡単に記録しておく。 地域社会との連携・協働の視点以外に、学校経営、学校運営、人材育成など、「ウチに開く」視点で学校の実際を考察する。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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日常から、問題意識をもって実習校や地域を見つめるとともに、学校や地域の行事を写真等で記録しておくとよい。 A類学生とB類学生は原則として別グループで学修する。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション 「開かれた学校」に関連する事項について検討 | 【第2回】 | 中教審答申の確認(「開かれた学校」の背景) | 【第3回】 | 中教審答申の確認(「開かれた学校」の意味) | 【第4回】 | 事例調査 学校を訪問し、特色ある取り組みをインタビュー等により調査する | 【第5回】 | 調査結果整理 | 【第6回】 | 調査結果の分析 | 【第7回】 | 訪問した学校への提案 調査結果を基に改善案を提案形式で発表 | 【第8回】 | 学校評議員制度の意義と事態を調査 | 【第9回】 | 調査結果の発表 | 【第10回】 | 学校運営協議会の意義と実態を調査1 | 【第11回】 | 学校運営協議会の意義と実態を調査2 | 【第12回】 | 調査結果の発表 | 【第13回】 | 「開かれた学校」づくりに必要なことについてまとめ | 【第14回】 | まとめの発表 | 【第15回】 | まとめ |
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