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授業の概要(ねらい) |
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この授業には二つの主題がある。一つは「生と性」であり、次に「家族とケア(世話)」である。人間は生まれてから死ぬまで性的な存在として人間関係を築き、次世代を生み育てていく。生きることと性(セクシュアリティ)について自分と他者、そして社会との関係をどのように位置づけ、考えていったらよいのだろうか。さらに、そうした意味において「性教育」とは何かを考えていきたい。また、人間は乳幼児期から自立するまで、親をはじめとする周囲の大人の世話を受けて育ち、成年期には子どもや高齢者をケアする側となり、高齢になると再びケアを受ける側となる。この「ケア=世話」による「いのちのつながり」は主に家族を通して実現される。家族にとってのケア(世話)とは何か。その理論と実際について多角的に検討していく。
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2. |
授業の到達目標 |
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授業の主題に関連するさまざまなトピックを知り、理解を深めるとともに、いわゆる「性教育」や「いのちの教育」の理論と実践について学び、討論することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業への参加態度(ディスカッション等)。課題レポートなど。
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4. |
教科書・参考書 |
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『みんなで考える家族・家庭支援論』(同文書院)。 必要な資料を配布し、参考文献を紹介する。
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5. |
準備学修の内容 |
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関連する文献や新聞、放送などのメディアによる情報にアンテナを張り、収集する。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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受け身でなく積極的に参加する。必要な情報を主体的に収集し、柔軟に思考し、ディスカッションを通じて多角的に検討していく。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション:授業の進め方や参考文献等の説明 | 【第2回】 | 家族とは:意識と実際 | 【第3回】 | セクシュアリティとジェンダーの発達 | 【第4回】 | リプロダクティブ・ヘルス/ライツ① 多様なセクシュアリティ:性的マイノリティと人権 | 【第5回】 | リプロダクティブ・ヘルス/ライツ② 産む・産まない・産めない:人工妊娠中絶を考える | 【第6回】 | リプロダクティブ・ヘルス/ライツ③ 人口政策と優生思想 | 【第7回】 | リプロダクティブ・ヘルス/ライツ④ 性感染症・HIVエイズ | 【第8回】 | リプロダクティブ・ヘルス/ライツ⑤ 生殖医療とカップル | 【第9回】 | リプロダクティブ・ヘルス/ライツ⑥ 自己決定権と社会 | 【第10回】 | 性教育とはなにか①データを読む | 【第11回】 | 性教育とはなにか②小中高の授業実践から | 【第12回】 | 性教育とはなにか③性的リスク対処について | 【第13回】 | いのちをつなぐ「世話(ケア)」① 乳幼児と家族・養育者 | 【第14回】 | いのちをつなぐ「世話(ケア)」② 高齢者と家族 | 【第15回】 | いのちをつなぐ「世話(ケア)」③ 看取りと尊厳 |
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