Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
教育学演習 II 杉本 真理子
必修  2単位
【教育文化】 17-1-1333-0295-03

1. 授業の概要(ねらい)

 本演習は、春期Ⅰに引き続き、主として子どもの発達と教育・保育についての今日的テーマを取りあげ、グループ研究を進め、発表・討論を行っていきます。特にⅡでは、グループ研究を進めるに当たり、直接現場を見学し、ヒアリングの実施、当事者を対象としたインタビューやアンケート調査の実施、各種文献を用いた資料の収集等を重視します。また、春期Ⅰの発表経験を踏まえ、発表を「授業」の形で実施します。一方的な知識詰め込み型の授業ではなく、全員が互いの意見を聞き合い、テーマについて考えを深める授業を目指して工夫を凝らして下さい。

2.
授業の到達目標

 ①自ら課題を設定し、課題探求のためにデータ収集と分析ができる。
 ②関連学会誌の論文・専門書を読み、理解することができる。
 ③自分たちの調べた内容を構成し、魅力的な授業を実施できる。
 ④問題意識を持って授業に参加し、討論できる。

3.
成績評価の方法および基準

 各自の授業参加態度(20%)、グループ研究活動・発表内容・発表のまとめ(40%)、レポート(40%)を総合して評価します。

4.
教科書・参考書

 テキストは用いません。参考文献は各グループの研究テーマに沿って、必要に応じて紹介していきます。

5.
準備学修の内容

 ①グループの研究テーマに応じた現場訪問を実施する。
 ②グループの研究テーマを追求する資料を収集し、分析する。
 ③グループ発表のために、グループで討論を重ね、授業の構想を練り、リハーサルを行う。

6.
その他履修上の注意事項

 各自の研究に対する強い意志と行動力、グループ成員の協力で、主体的に学んでいって下さい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 導入:①本演習履修上の注意。②子どもの発達と教育・保育の今日的問題を話し合う。
【第2回】
 グループメンバーと研究テーマの決定:①子どもの発達と教育・保育に関する今日的問題の提出、整理を行う。②研究発表グループのメンバーを決める。③各グループで研究テーマを決める。
【第3回】
 グループ研究1:各グループでテーマについて研究を進める。授業時間外も含めて、文献の収集と読み込み、現場に出て見学やヒアリング、観察、インタビユー、調査等を行う。
【第4回】
 グループ研究2:各グループでテーマについて研究を進める。授業時間外も含めて、文献の収集と読み込み、現場に出て見学やヒアリング、観察、インタビユー、調査等を行う。
【第5回】
 グループ研究3:各グループでテーマについて研究を進める。授業時間外も含めて、文献の収集と読み込み、現場に出て見学やヒアリング、観察、インタビユー、調査等を行う。
【第6回】
 グループ研究4:収集した資料を用いて発表準備を進める。グループメンバー各自の調べたことを検討し合う。
【第7回】
 グループ研究5:収集した資料を用いて発表準備を進める。発表内容を絞り込む。
【第8回】
 グループ研究6:収集した資料を用いて発表準備を進める。発表資料を作成し、レハーサルを行う。
【第9回】
 グループ研究7:収集した資料を用いて発表準備を進める。発表のための微調整を行い、レジュメを作成する。
【第10回】
 第1グループ研究の発表と討論。
【第11回】
 第2グループ研究の発表と討論。
【第12回】
 第3グループ研究の発表と討論。
【第13回】
 第4グループ研究の発表と討論。
【第14回】
 第5グループ研究の発表と討論。
【第15回】
 まとめ:①全グループの研究発表を振り返る。②本演習で各自が学んだことをまとめる。
 注:履修メンバーにより、予定を変更することがあります。