Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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子育て支援論 芦澤 清音
選択必修  2単位
【教育文化】 17-1-1333-1556-05

1. 授業の概要(ねらい)

 現代の子育ての現状と課題を知り、子育て支援の意義について理解を深める。また、日本の子育て支援の実情について学び、問題意識を高める。内容としては、子育て困難の社会的背景を知り、困難の心理的要因から子育て支援にかかわる制度まで、幅広く学び、理解を深めていく。また、身近な地域での子育て支援の取り組みについて、公的な機関の専門職の方々から話を聞き、現代の子育て事情と各機関での支援の実際について学ぶ。具体的には、保育所、相談機関、障害児の親の会などからゲストティーチャーをお招きし、講演をしていただく予定である。

2.
授業の到達目標

 子育て困難と子育て支援の現状を理解している。講演を聞いた専門機関の役割について理解している。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への参加度30%、期末レポート70%

4.
教科書・参考書

 特定のテキストは使わず、適宜資料を配布する。

5.
準備学修の内容

 専門機関などの状況を調べて授業での発表なども随時行う

6.
その他履修上の注意事項

 子育て支援について、普段から関心を持ち、積極的に情報を取り入れるようにしてもらいたい。また、授業では、討議やゲストティーチャーとの質疑応答に積極的に参加してもらいたい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
 授業の進め方、評価について
【第2回】
 少子化と子育て困難
【第3回】
 子育て困難の時代① 育児不安
【第4回】
 子育て困難の時代② 児童虐待
【第5回】
 子育て困難の時代③ 多様な家庭背景
【第6回】
 子育て困難の時代④ 待機児童問題
【第7回】
 子育て支援に係る制度の変遷
【第8回】
 地域の子育て支援の実際
【第9回】
 専門機関での子育て支援の実際① ゲストティーチャーの講演:保育所
【第10回】
 地域子育て支援の拠点としての保育所の役割と意義について考える
【第11回】
 専門機関での子育て支援の実際② ゲストティーチャーの講演:相談機関
【第12回】
 公的相談機関の子育て支援に関する役割と意義について考える
【第13回】
 専門機関での子育て支援の実際③ ゲストティーチャーの講演:発達障害児の親の会
【第14回】
 困難を抱える子どもの子育てとその支援について考える
【第15回】
 まとめ:子育て支援の課題について考える