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授業の概要(ねらい) |
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本科目は小学校教諭教員免許取得のための必修科目(教科に関する科目)である。 小学校社会科の学習内容と、学習活動等について学び、社会科の教材づくりや授業設計の方法を知って、それを指導案に表現できるようになることを目的とする。 小学校学習指導要領の内容、社会科教科書の構造、指導書の使い方、教材づくりの方法や、社会科らしい学習活動、社会科指導案の書き方について学ぶ。 なお、本講義は社会科概論の単位取得者が対象である。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)小学校社会科の学習内容を理解する。 (2)社会科の学習活動の特徴を理解する。 (3)社会科の教材づくりや授業づくりの基本的な方法を知り、設計した社会授業を指導案に表現することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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・平常点:60% 授業内で行う学習活動への参加、指定課題の提出(含む読書ノートの記録)、レポート等 ・試 験:40% ★公欠等も欠席したことにはかわりはないので、欠席を補う学習をして課題を提出してもらう。
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教科書・参考書 |
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【テキスト】 以下を必ず準備すること <講義テキスト> ・東京学芸大学社会科教育学研究室『小学校社会科教師の専門性育成(改訂版)』(教育出版、2010年) ・鎌田和宏・中山美由紀『先生と司書が選んだ 調べるための本 小学校社会科で活用できる学校図書館コレクション』(少年写真新聞社、2008年) ・文部科学省『小学校学習指導要領解説 社会編』(東洋館、2008年) <小学校社会科教科書・地図帳> ・伊東光晴監修『小学社会 5上』(教育出版) ・『楽しく学ぶ 小学生の地図帳 初訂版』(帝国書院) ・全国SLA『読書生活デザインノート』(全国学校図書館協議会、2013年)
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準備学修の内容 |
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・講義の前にはテキストの該当箇所を読んでおくこと。 ・講義で示された課題に積極的に取り組み、調査・制作等を行い、締め切りに間に合うように提出すること。
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その他履修上の注意事項 |
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・小学校教員免許取得のための必修科目である。全回出席を基本とする。 ・授業では、様々な活動や作品づくりを行う。主体的に参加し、提出物は確実に作成・提出してほしい。提出物の締め切りは厳守のこと。 ・本講義の受講者は、読書ノートの実践に取り組んでもらう。初回に授業で説明するので、半期を通じて実践してほしい。(単位認定要件の一つである)。 ・第1回の授業は授業の概要を説明し、単位習得のための条件等を説明する。必ず出席のこと。万が一欠席した場合は、2回目の講義以前に研究室を訪問し、説明を聞いた上で履修するかどうかを決定してほしい。説明を聞かないうちに履修登録はしないこと。1回目の授業と最終回の授業は、授業構成上大きな意味を持つ(教職を志す者は授業開きと最終授業の重要性をよく認識してほしい)。初回・最終回を欠席しないように。この2回に欠席した場合は単位を認定しないことがあるので注意してほしい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | 社会科、授業体験をふり返る | 【第3回】 | 社会科教科書の構造を探る1(構造) | 【第4回】 | 社会科教科書の構造を探る2(教材) | 【第5回】 | 社会科教科書の構造を探る3(活動) | 【第6回】 | 社会科の学習内容を調べる(3年) | 【第7回】 | 社会科の学習内容を調べる(4年) | 【第8回】 | 社会科の学習内容を調べる(5年) | 【第9回】 | 社会科の学習内容を調べる(6年) | 【第10回】 | 社会科の学習活動を調べる(3年) | 【第11回】 | 社会科の学習活動を調べる(4年) | 【第12回】 | 社会科の学習活動を調べる(5年) | 【第13回】 | 社会科の学習活動を調べる(6年) | 【第14回】 | 社会科の教材づくりを考える | 【第15回】 | よい社会科授業とは?・テスト |
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