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授業の概要(ねらい) |
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理科の学習内容は、小学校から高等学校までを通して、科学の基本的な見方や科学概念を身に付けていくことができるよう、「エネルギー」「物質(粒子)」「生命」「地球」を柱として構成されている。所謂、「物理」「化学」「生物」「地学」の学問分野であり、学習内容の系統化、構造化が図られている。また、理科の学習で育てたい力として、小学校3年では「比較する力」、4年では「要因を抽出する力」、5年では「条件を制御する力」、6年では「推論する力」、中学校では「分析する力」「解釈する力」が重点とされ、能力の系統性を重視している。このことは、理科の学力の向上と国際的に通用性のある理科の学力の育成を目指していることに起因している。また、これからの教育では、資質・能力が重視されることから問題解決の能力の育成について重点化を図っていくようにする。 本授業では、理科の学習を進める教師として必要な基礎的・基本的な理科の知識、技能を身に付け、理科の指導に役立てることができるようにすることをねらいとしている。受講者は、理科教育への興味・関心をもち、理科の基礎学力をしっかり身に付けて授業に取り組んでほしい。
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2. |
授業の到達目標 |
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「物理の世界」「化学の世界」「生物の世界」「地学の世界」の分野の授業内容を通して、理科を教える教師として必要な資質、能力を身に付けることができる。また、基礎的な理科の知識・技能を習得できる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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定期試験の成績を基本とするが、毎回の講義記録(30%)、中間課題レポート提出(30%)、出席状況、授業態度(20%)、プレゼンテーション(20%)などをもとに、総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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文部科学省編『小学校学習指導要領解説・理科編』大日本図書 日置光久・星野昌治・船尾聖『アクティブラーニングによる理科の授業づくり』大日本図書 (参考書) 星野昌治編著『小学校理科授業で役立つ学習チェックのミニ技法』明治図書 星野昌治・船尾聖編著『小学校理科・授業づくりの技法』大日本図書 松原静郞編『小学校教員採用試験理科問題集』オーム社
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5. |
準備学修の内容 |
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・文部科学省編『小学校学習指導要領解説・理科編』の内容をよく読み理解しておくこと。 ・各教科書会社から出版されている『理科教科書』をよく読み、内容を理解しておくこと。 ・日常生活の中での自然事象や科学現象に興味・関心をもって接すること。 ・理科問題集を使って理科の基礎知識を習得しておくこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・理科離れ・理科嫌いなどが指摘されている。小学校教師の6割が理科を苦手にしている現状ある。 日本は科学技術立国であり、理数教育の推進が今日最重要課題である。 ・理科は子供にとっては大好きな教科である。その芽を摘まないでいきたいものである。 ・学生には、是非理科に興味・関心をもって、真剣に授業に取り組んでほしい。 日常生活の中での自然事象や科学現象に興味・関心をもってもらいたい。 ・教師として必要な小学校理科に関する基礎的な知識を習得してほしい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス(理科の学習内容) | 【第2回】 | 1 生物の世界Ⅰ ①水の中の小さな生き物。②光合成と呼吸。③植物の分類 | 【第3回】 | 2 生物の世界Ⅱ ①食物連鎖と物質の流れ。②動物の分類。③栄養と消化 | 【第4回】 | 3 生物の世界Ⅲ ①心臓と血液の循環。②骨格と神経と運動。③細胞と遺伝 | 【第5回】 | 4 地学の世界 ①天気とその変化。②地震と火山 | 【第6回】 | 5 地学の世界Ⅰ ①地球と太陽と星座 | 【第7回】 | 6 化学の世界Ⅱ ①物質と物体。②水溶液と溶解度。③濃度。④状態変化 | 【第8回】 | 7 化学の世界 ①原子と分子。②化学反応式。③原子とイオン。④モルとアボガドロ数 | 【第9回】 | 8 化学の世界Ⅲ ①気体。②化合と分解。③酸化と還元。④質量保存の法則と定比例の法則 | 【第10回】 | 9 化学の世界Ⅳ ①電気分解。②化学変化と熱エネルギー。③化学変化と電気エネルギー。④酸とアルカリと中和 | 【第11回】 | 10 物理の世界Ⅰ ①光。②音 | 【第12回】 | 11 物理の世界Ⅱ ①電気 | 【第13回】 | 12 物理の世界Ⅲ ①電気 | 【第14回】 | 13 物理の世界Ⅳ ①力 | 【第15回】 | まとめ(理科の目標と内容) |
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