Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
相談援助 大和田 明見
選択  2単位
【こども教育】 17-1-1333-3294-06

1. 授業の概要(ねらい)

 保育所を含む社会福祉施設では、子どもや家庭、ひとり一人の利用者の状況に合わせて、さまざまなニーズに対応する個別支援や集団支援が必要とされます。子どもに関わる専門職は、他の専門職との連携や地域の社会資源とつながりながら支援を行うソーシャルワークの視点と技術が求められています。
 本講義では、ソーシャルワーク(相談援助)の視点を知り、基本的な考え方とスキルを学び、保育所をはじめとする社会福祉施設での援助および支援について、さまざまな事例を演習形式で学び、理解を深めていきます。

2.
授業の到達目標

 ソーシャルワーク(相談援助)の方法と技術について学び、具体的展開について理解する。
 保育および児童家庭福祉におけるソーシャルワーク(相談援助)の応用と事例検討を通して、対象への理解と支援について理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への参加状況(30%)、授業内の演習への取り組み(30%)、授業内レポート・課題レポート(40%)を総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 授業内で指示する

5.
準備学修の内容

 毎回、行われる演習の内容を整理し、社会福祉援助技術について理解を深めて行きましょう。

6.
その他履修上の注意事項

 この講義では、相談援助に大切な視点を盛り込んださまざまな演習を行います。自ら感じたこと、考えたことを他の学生とも共有し、多角的な視点で事例を検討してください。他者を支援する際の視点につながります。積極的に演習に参加し、理解を深めてほしいと思います。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 相談援助とソーシャルワークについて
【第2回】
 相談援助の意義と機能
【第3回】
 相談援助の方法と対象
【第4回】
 相談援助の技術とアプローチ
【第5回】
 相談援助の計画
【第6回】
 相談援助の記録と評価
【第7回】
 相談援助の技術:個別支援
【第8回】
 相談援助の技術:集団支援
【第9回】
 専門職との連携について
【第10回】
 社会資源の活用と調整、支援の方法
【第11回】
 関係機関との協働について
【第12回】
 事例検討①保育所でのケース検討
【第13回】
 事例検討②児童養護施設でのケース検討
【第14回】
 事例検討③障がいのある子どもへの支援ケース検討
【第15回】
 支援について考える(まとめ)